EMCOカード認定コーチあおっきこと青木翔平です。


EMCOカード認定コーチのブログが100記事突破した記念ということで、
今回はついに、コーチングの奥義を公開しちゃおうと決意しました。

いよいよコーチングの奥義であり核心の発表です。

もったいぶるのもなんなのでさっそく
では

コーチングの奥義、、、

それは

コーチングとは、、、

『ヒーローインタビューである』

ということです。

、、、
いや、なんじゃそれ!
どこが奥義やねん!
そんなん知ってるよ!

と思われました?

ですが、私は嘘偽りなくこれこそがコーチングの奥義であると本気で思っています。

コーチの在り方、コーチングでの質問、セッションでの見立てやゴール設定etc、、全てがこの『コーチングはヒーローインタビュー』の思想であり原理原則があれば上手くいくと思っています。

コーチングはクライアントの力や可能性を信じ、本当にやりたいことに気づいたり、その人の潜在能力を発揮できるようにコーチが関わります。

その時にまず大事なのは、コーチがクライアントをどう見ているか?なんですよね。

クライアントを単なる問題解決や目標達成に導く相手と見るのか?
それとも
素晴らしい力を持ち、偉大なことを成し遂げるヒーロー(ヒロイン)として見るのか?
で自ずと問いかけも変わってきます。

あ、でもその前に、そもそも『ヒーロー』の定義ってなんやねん?というツッコミが入りそうなので、コーチングにおける、というか私も採用しているヒーロー・英雄の定義の指標をご紹介しますね。

『ヒーローズ・ジャーニー』

という言葉をご存知でしょうか?

アメリカの神話学者、ジョセフ・キャンベルは世界中の神話や物語を研究して、英雄・ヒーローの物語には共通点があることを発見しました。
それがヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)です。

ざっくり言うと、ヒーローは凡人として生きていたけど、使命感に気づき、修行を得て、仲間とともに旅に出て、強大な敵と戦い、時に敗れ、失敗や挫折をしながらも這い上がり、いつしか栄光を掴み、お宝や希望を持って故郷に帰る。
というヒーローの一連のストーリーの流れです。

このヒーローズ・ジャーニーの世界観が、ヒーローというものの定義の一つです。

だとするなら、そんなヒーローにインタビューするならば自ずと聞くことも変わってくると思いませんか?

例えば
目標が『年収〇〇円になることです!』と言われても
相手がヒーローであるなら
『何故年収〇〇円になりたいのですか?そう思われたきっかけはなんですか?』
『達成したらあなたは次は何をしたいですか?』
とか聞きたくなりませんか?
(いわゆる目的・エネルギーの源泉やゴールが知りたくなる)

例え、何かショックな出来事や失敗があっても
『この経験に意味があるとしたらなんでしょうか?』
『この経験を未来に活かすとしたら、次同じことが起きたとき何が出来るでしょうか?』
と私なら聞きたくなります(十分に感情とニーズを出した上でね)。

そもそもヒーローにインタビューするなら自然と気分も上がるし、

スゴい!
良いですね!
もっと聞かせて下さい!
それ、やりましょうよ!

等々の言葉も自然と出てきますよ。

そうした場の臨場感は必ずクライアントにも伝わります。


アドラー心理学では世の中や物事をどう見るかという認知論が重視されますが、
まさにコーチがクライアントをどんな認知で捉えているかが重要なんです。

是非、クライアントをヒーローとしてインタビューして下さい。
そしてヒーローズ・ジャーニーへといざなうとこができたなら、
あなたは一流のコーチです。

以上、コーチングの奥義の公開でした。