なんと6年以上前のことになるが
昔このブログに
という話を書いたことがある。
当時の私にとって"th"はラスボスであり、
一生超えることなどできない
聳え立つチョモランマだったのだが
あれから6年・・・・
私は意外と進化できる生き物だったらしく、
実はこの"th"が苦も無く発音できるほどに成長した。
信じていれば夢は叶うものなのである。
逆立ちは未だに出来ないが。
元々私は長年合唱をしていることもあり、
子音の発音自体はまぁまぁ得意な方である。
この"th"を克服して以来、私は結構無敵で
唯一白旗を上げた発音は
"yeast(酵母)"と"photosynthesis(光合成)"
くらいなのだが、
前者はパンを焼かなければ
後者は光合成をしなければ
無視できる語彙である。
ここは逃げるが勝ちであろう。
逃げるは恥だが役に立つのである。
ところが今日、
エリックと会話していた私は
彼からとんでもない指摘を受けた。
エリック 「もんさん、ちょっと"clothes(服)"って言ってみてください。」
私 「"clothes"」
エリック 「やっぱり。ちょっと発音が違いますよ。」
私 「・・・・・え?」
エリック 「"thes"の発音が出来ていない気がします。」
私 「"z"の発音だと思っていたが?」
エリック 「似てますけどネイティブが聞くとZとは全然違います。
"th"の後にさらに"s"を足す感じです。」
私 「"clotheS"?」
エリック 「うーん、なんか違う。もっとこう滑らかな感じです。」
いっそ滅びよ。
やっと"th"と倒したと思ったら
新たな敵"thes"の出現。
これが完璧に発音できる頃には
ひ孫8人くらいに囲まれているような気がするが、
こうして私は
新たな敵を倒す旅に出掛けたのだった。
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まぁ、代わりに"clothing(衣類)"と言えば済む話ではあるのですが。