実は先日
結婚2周年を迎えた私たち。
ここまで山あり谷ありの結婚生活だった
・・・・かと言えば全くそんなこともなく
むしろくしゃみをしてる間に
2年が車窓を過ぎた気分だが、
さてこの話をたまたま英国人の生徒にしたところ
なんと奇遇にも彼の結婚記念日は
我々の数日前だった。
私 「おー、おめでとうございます!」
生徒 「先生と旦那さんは、結婚何年目デスカ?
僕は去年結婚したので、
初めての記念日デス。」
私 「うちは今年2回目ですよ。」
生徒 「じゃあ、先生は旦那さんに布をあげマスか?
僕は妻に折り紙をあげマス。」
ん?
私 「すみません、なぜ布と折り紙なんですか?」
生徒 「えっ!先生知りませんカ?イギリスの風習デスヨ!」
初めて聞いたわ。
その生徒曰く、
英国では結婚90周年まで
それぞれの年に対応したプレゼントが決まっており、
一年目は「紙」
二年目は「綿」
三年目は「革」
四年目は「麻」
五年目は「木」
六年目は「砂糖」
七年目は「毛織物」
八年目は「塩」
九年目は「銅」
10年目は「錫(スズ)」
とずっと続いて行くという。
(古い風習なので多少の地域差あり)
そんな伝統は初耳だった私は
慌ててエリックに欲しい綿製品を聞きに行ったのだが
何故かエリック氏も
全くこの話を知らなかった。
私 「たまに不安になるんだが、君は本当に英国人か?」
エリック 「うーん、その生徒はイングランド人でしょう?
多分イングランドの風習ですよ。
スコットランドでは聞いたことがありません。」
私 「なんだ、つまらない。」
エリック 「でもせっかくだから君に刺繍用の綿糸を贈りましょうか?
ちょうど良かったじゃないですか。」
私 「いや、それなら糸より額(がく)が欲しいんだが。」
エリック 「構いませんが、もはや綿関係ないですね?」
そんな訳で
立派な額をゲットした結婚記念日であった。