約1年前、突如鉄球を転がす才能に目覚めた私。
(詳しくはとりあえずこちらをどうぞ)
あれ以来友人の誘いで
なんだかんだとこのテニスクラブに入り浸っていたお陰で
何度かブールの試合にも誘ってもらったのだが、
なんせ前回、全くルールを理解しないまま参加した私。
私の中でこのブールなるスポーツは
戦略や技術の必要な高尚な競技というよりもむしろ、
重量物を投げ飛ばす作業
という微妙なイメージが付いてしまい、
これまで試合に誘ってもらう度に
善処します・また今度・考えておきます
のローテーションで、参加を回避してきた。
これぞ日本の国技「煮え切らない返答」である。
さて、数日前これまた友人と共にこのテニスクラブに行った私。
と言っても運動音痴の私の「テニス歴」など
せいぜい某テニス漫画を途中まで読んだくらいのもの。
いつもここでは木陰で読書をしつつココアを飲んでいるだけなのだが、
この日は顔見知りのご老人が私に話しかけてきた。
知人 「おや、君はテニスはしないのかい?」
私 「私に出来るのはブールくらいのもんですよ。」
知人 「そうか!では日曜日に大会があるんだが、参加するかね?」
墓穴った・・・・・。
日曜日には(本当に)夕方から仕事があったため
うぅーん、どうですかねぇ、予定を調整しないと・・・・
と濁った返答を繰り返していた私。
するとそこにタイミングよく戻って来た友人が
「参加者は昼食にフランス料理が食べられるらしいよ」
(※ブールはフランス発祥のスポーツ)
と私に耳打ちして来た。
そんなもん、参加するに決まってますやん。
という訳で、前回同様食べ物で一本釣りされた私。
日曜日に早起きという冒涜的な行為に涙しつつ
今朝は友人の車でテニスコートに直行。
からっと晴れた空、澄み渡る空気、満開の花々
まさに絶好のフランス料理日和であった。
という訳でブールなど二の次で適当に参加した私だったのだが、
なんとこの大会にて、あろうことか優勝。
3人チーム戦とは言え、
他の追随を全く許さない圧倒的な勝利であったため
まぁ微量なりとも私が貢献したことは間違いない。
何というか、これ磁石が仕込まれてね?というくらい
自分の投げたボールがすっと目標地点で止まってくれるので
気分としては
テトリスで美しく縦4列を消せた時のような充足感であった。
私の両手にはブールの神のチカラが宿っている。
そう確信した日曜日である。
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ちなみに景品にはテニスボールをもらいました。
いつかこどもを出産する日が来たら使うか・・・。