スコットランド時代の同僚にずば抜けてお洒落なハンガリー人がいた。

誰もがT社ブランドの服か農作業着を着ているような農村で

一人だけまるでロンドンから来たような出で立ちであった彼女。


実際、派手なのは外見だけで、中身は案外普通の女の子だったのだが

まぁ、あの村社会では良くも悪くも非常に目立つ存在で

お洒落なブーツを履いてコートの裾を翻し颯爽と歩く姿は

背景の牧草地とのすさまじいギャップで常にインパクト大であった。




さて、そんな彼女のトレードマークはスカーフである。

私にはお洒落過ぎて到底真似も出来やしないが、

いつも洋服に合わせた大き目のスカーフを、美しく頭部から首にかけてかぶっていた彼女。

それにサングラスを合わせれば、ぱっと見どこぞのお洒落なお忍びセレブにも見える。



が、先日彼女が遠出した時のこと。

何を思ったかこのスカーフにケチをつける人間がいたらしい。




 同僚 「この間旅行中に知らない人から突然 『お前日本人か?』 って言われたのよ。」

私 「なんで?どう見ても西洋人にしか見えないのに?」

同僚 「それが、私のスカーフを指さして、『その被り物は日本人だろう!』って。
だから私、
『違うわよ。それに日本人の服装を馬鹿にしないで!』
って言ってやったわ。」






ありがとう、同僚よ。


まぁ、強いて言えば、そもそも日本人は頭にスカーフは巻かないが、


それでも彼女の優しさには敬意を表したい。




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恐らくイスラム女性の被り物(あれ名前何でしたっけ・・・)と間違われたんでしょうが、

日本人でイスラム教徒ってそんなにいらっしゃらないですよね。