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夏休み10日目
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【9:00 AM】
屍のように起床。
突き抜けるような晴天と日差しに軽く絶望する。
【9:30 AM】
さて、ベルリンに来たからには、世界一有名なあの壁を見に行かねば・・・!
と言うことで、重い体を引きずって、いざ外の世界へ。
しかし流石に歳も考えず連日無茶をし続けたせいだろうか
壁まであと少しと言うところで急に私が鈍い腹痛腰痛に襲われ
そのまま動けなくなってしまった。
仕方がないので近くのSUBWAY(サンドイッチ屋)に入り、
観光開始早々30分の仮眠タイムに突入。
机に突っ伏して爆睡していた私は気付かなかったが
エリック氏はドイツ人達の好奇の視線に晒されまくっていたらしい。
許せ、エリック。
【11:30 AM】
なんとか動き回れる程には回復した為、
すでに目と鼻の先であったベルリンの壁へと向かうことに。
私の『死ぬ前に必ず行く場所リスト』に10年以上前から載っていたベルリンの壁。
想像していたよりは意外とひょろっとした壁なのだが
この壁を挟んで歴史が大きく動いたのだと思うとなかなか感慨深い。
ちなみに 『壁』 としての機能を放棄した今は 『キャンバス』 として生まれ変わり
様々なアーティストの作品を並べたギャラリーになっているのだが・・・・・
私 「これは・・・酷いな。折角の作品が、ラクガキでかなり埋まってるよ。」
エリック 「名前や日付が多いですね。ここに来た観光客が記念にサインしているんでしょうか・・・・。」
残念ながら日本語のサインも数多く見られたが、
私はここで一言苦言を呈したい。
サインの練習はチラシの裏にでもしろや ドアホーーーーー!!!!
他人のラクガキなんぞを見に、わざわざこんなところまで来たわけではないのである。
【11:00 AM】
実はドイツ観光初日から
「ドイツ名物カリーブルストを食べましょう!!」
と意気込んでいたエリック。
しかしそうは言っても、なんせ連日憎たらしい程の夏日和、
熱々プルンプルンのソーセージ(しかもカレー味)を食べるには、如何せん暑すぎたため
毎度毎度、回避呪文 「明日にしよっか☆」 を唱えては後回しにされていた。
さて、この時も壁のすぐ近くにブルスト店を発見したのだが、
私 「ほら、エリックよ、ご所望のカリーブルストだ。」
エリック 「うぅ、食べたい気持ちはあるんですが、またにしませんか・・・・。
僕はむしろ、何か冷たいものが欲しいです。」
私 「いや、そうは言っても私達今朝からロクに何も食べてないぞ。
それに天気予報によると、明日明後日は気温が夢の38℃越えだ。
どう考えてもブルストを食べる気になんぞならないと思うが。」
かくして作戦会議の結果、
じりじりと太陽に焼かれつつ、熱々じゅわじゅわのカリーブルストを頬張ることになった我々。
【14:00 PM】
またしても電車の方向を盛大に間違えつつ、
前日行かなかったもう一つのチョコレート博物館へと向かう。
ここでは自分のオリジナル製品を作ることが出来ると聞いて
俄然テンションの上がりまくる私。
が、やはりチョコレートでテンションが上がるのは万国共通なのだろう。
オリジナルチョコレートを作るコーナーは
夢と希望を胸に抱いたチョコホリック達で長蛇の列となっていた。
私 「今私の中で"チョコを作りたい"と言う気持ちと"並びたくねぇ"という気持ちが戦ってるよ。」
エリック 「どっちが優勢ですか?」
私 「圧倒的に“並びたくねぇ”の方だな。」
余談だが、カフェの英語メニューでアイスココアが
"Cold Hot Chocolate"
という、もはや熱いのか冷たいのか意味不明な表記になっていたのは笑った。
【18:30 PM】
友人宅に帰宅する。
この日は私達が夕食にカレーを振る舞うことになっていたため
近所の大型スーパーまで買い出しにでることになった我々。
エリック 「あれ、なんかそこにも小さなスーパーがありますね。」
私 「なんだろう、若干不思議な雰囲気なんだが・・・まぁ、行ってみようか?」
という訳でエリックが見つけた謎のスーパーに二人で入店。
そこの肉コーナーで豚肉を探すのだが
鶏肉、牛肉、ラム肉はあるのに、何故か豚肉だけ置いていない。
私 「あれー?なんでポークだけないんだろうな。店員に訊いてみるか?」
エリック 「いや、これだけ肉があるんですから、たまたまポークを見逃しただけでしょう。」
私 「・・・ところでさっきから、なんか妙な視線を感じるんだが・・・・。」
ポーク!ポーク!と連呼する私達を、そこはかとなく冷ややかな眼差しで見つめる店員。
よーく見渡してみれば、周りにドイツ人の姿はなく
なんとなく店内にはイスラームな香りが漂う。
ここで私、ふと、気付いた。
ここ、ハラルフードショップ!!!!!
ハラルフードとはイスラーム教徒の為の食材のこと。
そしてイスラム教徒にとって豚肉が禁忌であるのは、周知のとおりである。
エリック 「僕たちは世界で一番豚肉から遠い場所で豚肉を探していた訳ですね・・・・」
私 「どうする?ポークは諦めてチキンを買って帰るか。別のスーパーに行くか。」
エリック 「・・・・・・魚カレーと言う手もありますよ。」(※ベルリン到着日参照)
言っておくが、私は熱帯魚の調理法など知らんぞ。
【19:00 PM】
結局他のスーパーで豚肉を入手し、カレー作りを始める私。
エリックも積極的にキッチンで手伝ってくれたのだが
彼のニンジンの剥き方が斬新過ぎて、私の寿命は3ヶ月くらい縮まった。
エリックよ、それは「剥く」と言うより、どっちかと言うと「彫る」に近くないか・・・・?
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↓次回予告↓
灼熱のドレスデン観光
~あなたは輪廻転生を信じますか?~
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若干旅行記を書くのに飽きつつありますが、
なんとかフランシス兄さんが登場するところまでは踏ん張りたいと思います・・・orz


