朝の通勤電車内での出来事…
ラッシュ時に比べたら、まだマシだけど、新聞や雑誌を広げて読むのは困難なくらいの混雑した電車内。

私のちょうど前に座っていた女性が脇の壁にもたれながら、うつらうつらしていたところ…とある駅から人がかなり乗り込んできて、その勢いで私の手さげバッグが彼女の膝に当たった。少しかすった程度だったが、その彼女、明らかに不快な表情で私のバッグを手で払いのけた。

思わず、彼女の顔を見たが、目を閉じていて寝たふり状態…。まるで汚いものでも振り払うような激しさで、何ともいえず嫌な気分だった。

情報が何でもリアルにどんどん入ってきて、それに乗れないと置いて行かれたような焦燥感だったり、ちょっとしたことにイライラした表情や態度を出す人が増えて、みんな余裕が無くなってきてますね。

そんな世の中にクネクネと沿って生きていくのが幸せなのか、反発して怒鳴り返した方が良いのか、いっそのことここから逃げ出して自分の世界に閉じこもった方が良いのか…。

徒然なるまま、語ってしまいましたm(_ _)m
久しぶりにブログをアップします。
ここのところ、仕事→休日は練習、そんな日々が続いていて、まともに家にいられる今日みたいな日は、4月に入って初めてという…

はぁ、しんどかった(>_<)

ところで、友人のブログで(なるほど…)と思った記事があったので一文をコピーしました。

「なりたいものになるんじゃなくて、なったものが自分なんだよ。
なりたいものを求めるんじゃないの。そこで楽しく暮らせよ、ってことだよ。
そしたらやがて勝手に夢が出てくるから。
夢は見るんじゃなくて、つまらないことでも一所懸命やっていれば、夢は勝手に出てくるんだから。
はなっから夢を設定して、いい夢ばっか見てるんじゃない、って話だよ」

これは、とある芸能人がテレビ番組でコメントしていたようですが、まさにこれは自分に当てはまるなぁと思ったんです。

私は、高校卒業後、短大に進学したわけですが、本当は、とある四年制大学のマンドリンクラブに入りたくて受験したのですが、結果は不合格でした。


マンドリン漬けのキャンパスライフの夢を断たれ、どうしようか途方に暮れていたところで、藁をも掴む思いで門を叩いたのが、H先生だったわけです。

そこで個人レッスンに明け暮れ、もちろん合奏もやりましたが、独奏という学生時代には経験出来なかったジャンルに出合うことが出来た。

もし、希望通りの大学に入っていたら、そこでのマンドリン生活も充実したものになってはいただろう…

けれども、独奏という分野に踏み出せていたかと思えば…

それは、していなかったと思うのです。

合奏を楽しみ、ワクワクドキドキしながら演奏活動に没頭していたかも知れないけれど、じゃあ大学卒業して独奏という分野に改めて挑戦したか?と思うと、多分、面倒くさいのが先に立ってしまって(私は合奏だけで充分)になっていたと思うのです。

もちろん、そういった生き方をされている人を否定する気持ちは全くありません。

ただ、自分は、それじゃあ物足りない…もっともっと深いところまで追求したい。たとえそれが苦しみを伴っていたとしても、それを越える充実感を味わいたい。

そんな風に思っているんです。

これは、おごりでも上から目線的な感覚でもない素直な気持ちなんですが…

独奏をやれる人は、小アンサンブルや大合奏も出来るけど、合奏だけの経験の人は独奏は出来ませんよね。

そういう意味で、今の自分は「なったものが自分」なんです…

これからも、思うようにいかない練習や本番を経験することがあるでしょう。演奏活動だけではなく、人との繋がりの中で疑問やストレスを感じることもあると思います。

それら全部を引っくるめて、出来ていくのが自分なんだろうなと思う今日この頃です。
昨日、小澤洋介さんのチェロリサイタルを聴いてきました。場所は、上野の東京文化会館小ホール…ホールの前は何度も通ったことがあったものの、中に入ったのは初めて。チェロのリサイタルも初めてでした。

開場時間前に着いたものの、既にホール前は長蛇の列。小ホールとはいえ、650人も入るんですよ。天井が高くてどっしりとした佇まい…格調高いホールです。

そして笑顔の小澤さん登場です。

第一音目から…持っていかれましたm(_ _)m

ふわっとした、暖かなソフトな音色。なんて言ったら良いのか?もっとガツーンとした力の入った音を想像していたんです。

特に、最初の曲って、どうしても力みがちになるじゃない?すみません。素人感覚な物言いで(>_<)

でもそうじゃないんです。
余計な力を抜いた、自然体な音楽…でも、楽器は、とてもとても深く鳴っているんです。

2曲目は、無伴奏の組曲でした。これは、テクニックがすごかった。弓の木の部分?を弦に当てて音を出したり、ミュートを駒近く?にハメて消音したり…

目がくぎ付けになったのは…

右手で弓を持って弾きながら、左手は1~3の指を指板上で踊らせ?4(小指)で弦をハジク。

小指だけでハジクなら何とかなるかもしれないけれど、他の指全部は、弦を押さえているんですよ。

試しにやってみて…

自在に動かすのは至難の技ですから^^;

最後は、ブラームスのチェロソナタでした。これが一番好きです(^^)

チェロって良いなぁ、弦楽器って良いなぁと素直に思わせてくれる曲ですね。

実は、小澤さんとは今回が初めてではなく、小澤さんが主宰?されているカルテットの演奏会に何度か伺ったことがあって、そのコンサートでは客から奏者への質問コーナーがあるんです。

で、その質問コーナーでいくつか素朴な、くだらない質問を投げかけたことがあって、そんな愚問にも丁寧にお答え下さって…優しいお人柄が垣間見える瞬間なのでした。

今回のリサイタルを聴いて(あんな偉大なマエストロに、知らなかったとは言え素人的な質問をしてしまって、今更ながら恥ずかしい(>_<)と思ってしまいました(。-_-。)

本物の音楽に触れるって良いものです。

先日、クラブの先輩と飲んだ時にこんな話になりました。

私が…

自分は今まで演奏することに比重を置いていて、あまり聴くことをしてこなかった。これからは、生の本物の音楽に触れていって、それを肥やしにしていきたい…みたいな。

そしたら先輩が…

何も音楽だけじゃない。美術や文学なども、たくさん興味を持って見てごらん。必ずどこかで繋がってくるから。そこからまた、演奏のヒントが見えるかもしれない。

って。

本当だよね。
私、自分の長所というか恵まれていると思うところの一つに、自分の周りにはたくさんのアドバイザーがいることなんです。

色んな方々が、私のことを思って親身にアドバイスしてくれるんです。これは、本当にありがたいこと。

このような方々を大切にして、これからもお財布の許す程度に(笑)色んな演奏会に行ってみたいです。

ショスタコーヴィチ:チェロソナタ 二短調 作品40

ブリテン:無伴奏チェロ組曲第1番作品72

ブラームス:チェロソナタ第2番 ヘ長調 作品99