合奏にはあまり出てきませんが、マンドリンの奏法の中に『滑走アルペジオ』というのがあります。


読んで字の如く、弦の上を滑らかにピックをすべらせるようにアルペジオを弾きます。


あ、合奏曲にもありますね。藤掛氏のパストラルファンタジーやマネンテのメリア平原…(正確な題名を忘れましたあせる)とか。


この滑走アルペジオ…これには私、非常にこだわりを持っています。


楽譜には、和音ではなくバラバラな音符で表記されています。


だから1つ1つの音(粒)の間隔をきちんと取って弾きたい。狭すぎず広すぎず、不揃いにならないで、夜空から星がキラキラ舞い降りてくるイメージ。


けれども、ど~もこのアルペジオを軽んじて弾いている人が多いんだなあ。


まるで重音をジャンジャンやっているだけ…っていう人。


譜面に音符がバラけて書いてあるのだから、その通りに弾いた方が良いと思います。


カラーチェの協奏曲一番や二番の第一楽章にも出てきますが、あれはかなりテンポが速いので、バラけて弾くのは難しいかも知れませんが、それでも『ジャンジャン…』はイタダケナイ。


多分、右手の力の配分が上手くいかないんだろうな。ダウンは大丈夫でも、アップが不揃いになる…とか。


ああいうソロ曲に挑戦するのは良いことですが、きちんと教則本をマジメにやってから弾いた方がいいと思います。


オデル教則本の4巻にしつこく(笑)出てきます。


どんな速さでも、きれいに粒の揃ったアルペジオは、マンドリンの魅力を更に引き出す奏法のひとつです。


大切に弾きたいですね。