エジルドに出合って数年間は弾いていましたが、その間に結婚、出産、子育てが続き、思うように演奏活動が出来なくなってきました。細々と合奏は続けていたものの、ソロなんてものは到底出来る訳もなく、あまりに弾かない時期が続いた為、エジルドの力木が外れたり、乾燥によるひび割れ等、弾かないが故のトラブル続きでした。オールドは、現代の楽器に比べて、かなり薄く、ニスも薄く塗られているので、外からの影響をかなり受けます。しかも湿度の低いヨーロッパから来るので、日本の気候に適応するのは大変なんです。所有者のフォローが必至です。
エジルドを手にして10年くらいが経ち、子育ても一段落。するとムクムクと楽器に対する執着心が…。マンドリンの三大名器といえば、カラーチェ、ヴィナッチャ、エンベルガーと言われています。やっぱり一度は手に入れたい!という欲望が捨てきれず、カラーチェのクラシコAを購入してしまいました。しかも当時日本に数本しかなかったローマ型(オルランディモデル)でした。バブルは終わっていたのに、なんて贅沢!
でもでも、どうも弾きにくい&絃の張りが強くて疲れる。一番気になったのは、金属音。カラーチェは、明るくきらびやかな音色が特徴ですが、オールドを長いこと使っていた私には、強すぎた音色だった。それに最初から音が出来上がったエジルドと、これから育てなくてはならないカラーチェだと、怠け者の私としては面倒?だったのです。さて、カラーチェの運命や、いかに?