「情報浪費時代」
みたいな言葉ってけっこう前から言われてたね。
でもオレ今になってやっとその実感湧いてきてる。
ああ、こういうことを言ってたのねって。
簡単に言うと、パソコンとテレビの差がなくなってきとるのです。
インターネットから、「主体性」っていうのがなくなってきとる。
自分で検索窓に文字打たんでも、「あんたが欲しい情報はコレでしょ」って、
パソコンが勝手に用意してきてくれる。便利だわ―これは便利よ。
でもさ、それって本当にあんたが欲しかった情報？
ていうかあんたさ、自分がどんな情報が欲しかったか知っとる？
人に説明できる？なんでその情報が欲しかったのか言える？
用意された情報を、あんま何も考えず受け取っとるだけじゃないん。
はてブとか2ちゃんまとめとか見とけばとりあえずいろいろ知れるし、
上位に来るエントリ＝話題になっとるエントリばかり読んでれば
とりあえず流行に乗り遅れることはないし、実際困ることナイし。
毎日何十ものホッテントリ読んで、スレッド読んで、
「これは面白い」つってSNSで共有して、いいね！もらって、
で、次の日にはその記事の内容忘れちゃう。
だってもうエントリ一覧が一新されとるもんね。読まんと。急いで。
そういう意味での、情報浪費、情報消費。
それがダメとか言いたいわけじゃないのよマジで。
はてブもまとめサイトも便利だし何より読んでて楽しいし。
ラッダイト運動しかり人が便利さを求めるのはもう本能みたいなもんだし、
この流れはもう止められない。仕方がない。別に悪いわけじゃないし。
でもね、実際のところ「情報浪費時代」ですわ。
現実として、そうですわ。そんな話。
