1滴10年!?~ある意味”猟奇的”な実験「ピッチドロップ実験」~ |   EMA THE FROG

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Pitch Drop Experiment(ピッチドロップ実験)

1927年にクイーンズランド大学のThomas Parnell教授が「一見固体のように見え、固体のような性質を示す物質の中には、実は非常に粘度の高い流体もある」ということを生徒たちに示すために開始した実験




要するに、半端なくネバネバ度の高い液体が流れる様子を観察する
ていう話みたいです。


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ただ、そのネバネバ度が常軌を逸したレベルなので、
それが流れるスピードも当然、常軌を逸したくらい「遅い」わけです。

どれくらい遅いかって言うと、1滴落ちるペースがこれくらいです。


1滴目:1938年 12月
2滴目:1947年 2月
3滴目:1954年 4月
4滴目:1962年 5月
5滴目:1970年 8月
6滴目:1979年 4月
7滴目:1988年 7月
8滴目:2000年 11月28日


仏教には「劫(ごう)」っていう”時間の単位”があるんですが、
ちょっとそれを思い出すくらい気が遠くなる話です。

でも実際の所「劫」の方がさらにぶっ飛んでまして、
なにしろ「一劫」を表す例え話として、


「1辺40里(現代中国の換算比で20km)の岩を、
3年に一度、天女が舞い降りて羽衣でなで、
岩がすり切れてなくなってしまうまでの時間を指す」

ってのがあるくらいです。

まあ、それくらいおおらかな気持ちで臨めば、
この「ピッチドロップ実験」も、”あっという間”なのかもね。

いやー世の中にはいろんなこと考える人がいますね。




■【閲覧注意】人体実験にまつわる怖い話、世界の猟奇的な実験
http://chaos2ch.com/archives/3157338.html


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