エマは毎晩、僕らと一緒に寝ます。僕か奥さんの布団にゴソゴソと潜って、ちょっと引く位にご立派なイビキをかきながら、寝ます。お気に入りは、太ももと太ももの間、ズバリ言えば僕の股間に頭を乗っけて寝るスタイル。まるで幼き孫悟空。ちなみに、僕がうつ伏せで寝ている場合、枕はお尻になります。どっちでもいいみたいです。
エマを飼い始めるにあたり、やはり一応はケージたるものも用意したのですが、夜な夜なかすれた悲鳴を上げ続けるので、その中で眠らせる事を僕らは早々に諦め、以来ずっと、冒頭書いたようにエマの寝床は僕らの布団と決まっておったわけです。
それが、一昨日家に戻ると、使い道がなくて部屋の隅に追いやられていたはずのケージが、リビングに出してあるわけです。中には、使っていないかけ布団が、折りたたまれた状態で敷かれている。見るからにふわふわして気持ちよさげな、快適そうなお部屋にカスタムされているわけです。
聞くと、エマちゃん既に、この新しいお部屋が大のお気に入りだそう。柔らかい所が好きなんですかね、どちらかと言えば嫌いだったはずのケージに喜んで入っていき、おもちゃをカミカミしながら、至福の表情です。
で、僕らの就寝時間。気がつけばエマちゃん、ケージの中でぐっすり寝ております。このままそこで夜を明かせそうな雰囲気です。一緒に寝られないと思うとちょっと寂しいけれど、でも、大人になるってそういう事よね！
起こさないように静かに電気を消し、布団に入る僕ら。
…
…
…
テテテテテテテテ…
やっぱ来るんかい。
↓よろしければクリックお願いしますです↓
