1993年6月12日
Jリーグ ファーストステージ 第9節
浦和レッドダイヤモンズ -  清水エスパルス (駒場競技場)



当時、サッカー王国と呼ばれていた埼玉と静岡の対決。
しかも『浦和』と『清水』という名のもとの戦い。
開幕前はこの試合が首位攻防戦になると期待していましたが・・・


清水の青嶋に先制ゴールを決められた時は「またかぁ」と、早くも負けを覚悟しましたが、後半、福田のPKで同点に追いつくと急にチームが変わりました。
決勝点を挙げたのが途中出場の水内。
堀のシュートがバーに当たり跳ね返ったところをヘディングで決めて逆転に成功。
この時はまだ三菱の社員で、プロの選手ではなかったんですよね。




今でも印象に残っているのが後半40分頃、ゴール裏から突如始まった「We are Diamons」の大合唱。
現在は勝利した時の試合後にみんなで歌いますが、ひと昔前は勝利を確信する合唱でありました。



やっと掴んだ2勝目。
こういう笑顔が見たかった!
「1stステージも折り返し、さあここからレッズの逆襲が始まる」
レッズサポーターの誰もがそう思う浦和の夜でありました。



ジェフが札幌、サンフレッチェが愛媛と、Jリーグスタート当初はこのような地方開催もありました。
改めて時代の流れを感じますね。

Jリーグ初のダービーマッチとなった三ツ沢決戦はマリノスに軍配。


2得点を挙げ、初のダービーを制する大活躍をしたマリノスの三浦文丈のコメント。
「三浦と言ったら、カズじゃなくてフミって呼ばれるようになりたい」

Jリーグも30年以上の歴史を数えますが、マリノスとフリューゲルスの三ツ沢ダービーに勝る空気感を出すダービーは、いまだにないかな。
両チームとも同じホームグラウンドで、かつ三ツ沢の規模が独特の雰囲気を作り出していました。
そして、マリノスとフリューゲルスの組み合わせであったことも大きかったですね。