さて、運良くスペイン人のパートナー(彼氏や彼女)が協力してくるたらパレハデエチョ(Pareja de Hecho)と言うパートナービザ(事実婚)にて約5年間スペインの滞在許可および労働許可を貰う事ができます。書類を集めて最寄りの役所で申請してから、約6ヶ月〜1年の期間を要します。



学生ビザよりも、「労働ビザつきの長期的な滞在許可証」である故に、スペイン企業での就活に有利です。しかしながら、「外国人である為に、スペイン人にはない特別なスキルや経験」がないと就活はまだまだ難しいです。



また、事業プランなしで簡単にフリーランス登録(autónomo)ができるようになります。しかしながら、フリーランサーとして2000€以上の収入源を確保できるか確認や勉強してからの登録をお勧めします。


【パレハデエチョ】

お互いに準備する書類:

①有効なパスポートまたはDNI 
②パートナーと同じ住所の住民票
③独身証明書(アポスティーユ付)
④戸籍抄本(アポスティーユ付)
⑤申込書(役所でもらう)
⑥離婚証明書(在スペイン日本大使館発行)
※以前離婚している方は前婚約者との除籍謄本も必要です。


【日本で用意する書類】

③と④は日本国内でしか準備できません。
方法としては、戸籍登録している市役所に書類発行(費用:数百円) してもらい東京にある在日本スペイン大使館に郵送にてアポスティーユ承認(費用:無料)して返送してもらいます。

本来は本人が日本国内でする書類手続きですが、経済的に帰国できない場合は、家族に頼んだりまたはエージェント代行サービスに頼む事ができます。


お勧めのエージェント:
 


⇑(原田さんとう女性の仕事ぶりが素晴らしいです)



エージェント代行サービスにより、独身証明書の申請ができないと言う場合もあります。しかしながら、市役所によりエージェントの代行サービスでも取得可能です。

スペインから日本に帰国してからの滞在時間や費用を考えると、エージェント代行サービスでは約6〜9万円弱でアポスティーユ承認含めて書類手続きを約1ヶ月ほどで完了してくれます。


【スペインでする書類準備】 

①〜⑤(必要あれば⑥)の書類準備ができたら、③と④はTraductor Jurado (スペイン政府公認の西→日翻訳者)にPDFで送信して、全てスペイン語に翻訳してもらいます。(費用2通で約40€) ⑥は在スペイン日本大使館からスペイン語で発行可能だから、翻訳は必要ありません。翻訳や忙しい時期でなければ、約1週間以内で完了します。



Traductor Juradoのリストはスペイン外務省の下記リンクで閲覧できます。
日本語の翻訳者リストは1115ページからです。



①〜⑥の全ての書類のコピーを念の為してから、最寄りのComunidad Autónomo とよばれるパレハデエチョを担当する役所電話📞から予約します。当日はパートナーと1一緒に書類手続きします。


【申請後】

書類審査後には、簡単な面接があります。これが無事通過できたら、パレハデエチョが受理されて証明書が発行されます。証明書が発行されたら、外国人局(extranjería)であらたに居住許可証が貰えます。