さてこのブログには、匿名にてスペインにて生活を始めようと決意した、スペイン国内に全く人脈もパートナーもいない日本人の方に役に立つ情報を提したいと思います。



スペイン生活に必要な事前準備:


■滞在許可証 (学生証、ワーホリ、婚姻 etc)

■半年〜1年間の貯蓄

■スペイン語-レベル最低B1(中級)



滞在許可証について: 


パスポートがあればビザなしで3ヶ月(90日)以内なら観光客として滞在可能です。


しかしながら、それ以上になると合法的に滞在する為には日本にあるスペイン大使館から正式な滞在許可証を発行して貰わなければいけません。



正式な滞在許可証:


1. 学生ビザ (6ヶ月未満-短期、6ヶ月以上-長期)

2. 労働ビザ

3. ワーキングホリデー(30歳未満)

4. パートナービザ(事実婚)

5. 配偶者ビザ (婚姻ビザ)

6. その他 (ノマドワーカービザ、研究者ビザ etc) 



1. 学生ビザ


1番多くの日本人の長期的スペイン滞在者が利用しているのが「学生ビザ」です。仮に1年間滞在するとしたら、1年分の生活費と学費(150-200万円)を貯蓄としてもっていなければいけません。


ポイント

長期滞在(6ヶ月以上)の場合は毎年70万円(6000€) +プライベート保険 (年間500-600€)くらいの経済照明ができれば簡単に現地の外国人局で更新手続きが可能です。


短期滞在(6ヶ月未満)の学生証は更新不可能だからスペインで長期的(2〜3年以上)に新生活を送りたい場合は1年単位での学生ビザ更新をお勧めします。


◇2022年の夏以降から学生証を所有する滞在者は週に30時間まで労働できる権利が自動的に貰えます。(以前は週20時間迄でした。) しかしながら、勉強分野と違う仕事をする場合や、勉強分野が正式な職業訓練とみなされない場合は、最寄りの外国人局より別途で労働許可証の発行が必要になります。



2. 労働ビザ


◇縁あり、スペイン企業から雇用された場合は雇用契約書(一般的に外国人は1年更新)があれが労働ビザ申請が可能です。


→しかしながら、本当に特別な技術があり「日本人である私達だからしかできない仕事」でない限り、労働ビザのサポートをしてくれる企業は稀です。


なぜかと言うと、スペイン人でさえ職業難な社会で外国人労働者の税金サポートをして、お金と時間を使い書類手続きをわざわざしたい企業が少ないからです。



3.ワーキングホリデービザ

(30歳未満)


◇上記の企業側が面倒な書類手続きを解決してくれるのがワーキングホリデービザです。しかしながらら、滞在期間が1年間であり学生証と違い更新できません。


◇雇う側としては、良い人を長期的に雇えないというデメリットがあります。


◇学生ビザと違い、数ヶ月分の貯蓄で申請できるメリットはありますが「直ぐに仕事を見つけないと生活できません。」


◇唯一ワーキングホリデービザから、滞在期間を伸ばす法律は学生ビザへの切り替えです。(しかしながら、学生ビザの発行には貯蓄が必要です)



4. パートナービザ

(Pareja de Hecho) 


◇これは、パートナー(男女関係なく)とスペイン国内の同じ住所に住んでいれば5年間の労働許可証付の滞在許可が取得できる、所謂事実婚ビザです。


◇パートナーがスペイン人でなければいけません。


◇市役所に同じ住所で生活している、住民登録をしないといけません。


日本で戸籍抄本、独身証明を取得して、在日本スペイン大使館にてアポスティーユ(外務省認定)をして、スペイン国内の正式な翻訳者に書類を全て訳して貰う必要があひます。(また、離婚している方は、在スペイン大使館にて非公式の離婚照明をスペイン語で発行して貰えます)



◇書類準備、書類審査に面接と新規滞在許可証の発行まで約9ヶ月から1年間かかります。正式な滞在許可証が貰えるまで、学生証が滞在許可証となります。(多くの人達はパートナービザ発行まで、無許可滞在しています)




5. 配偶者ビザ


上記と似た手続きですが、日本で結婚するかスペインで結婚するかにより書類手続きが変わるようです。



6.その他


◇今流行りのノマドワーカービザの発行も可能なようです。ただしリモートワークの雇用契約書が1年間ある事、ノマドワーカービザ申請前からその会社にて1年以上働いている証明が必要らしい。


◇また、貯蓄として200万円以上資金があるなど。色々条件が上記以外でもあるようです。


◇あとはビジネスオーナーとして事業計画書をスペインへ提出して個人事業者としてのビザ発行も可能です。



個人的な滞在許可証のお勧め:


◇色々な意味で、1年更新の学生ビザでスペイン生活をスタートする事をお勧めします。なぜかと言うと、「相当スペイン語力がない限り、現地のスペイン人と同じ土俵で就活はできないからです。」


◇スペインはコネ社会であり、ある意味閉鎖的な環境です。人脈ができるまで学生ビザで滞在している間に、スペイン語のレベルをC1(大学入学可能なレベル)になるように、勉強しながら実践的に使う事が必要です。


◇学生証で滞在するには、日本滞在中に貯金が必要です。1年間の滞在費用は学費も含めて約150万円前後です。可能なら、600万円以上貯蓄があると精神的に数年間は楽です。


学生ビザにて3年以上滞在すると、スポンサーがいれば労働ビザ申請が可能てす。(ただし、Embadronamiento (住民登録)をした日付からの滞在日数カウントになります)


また、日本滞在中にスペイン語力を中級(B1)まで上げる事をお勧めします。なぜかと言うと、スペインの語学学校は割りと高いです。B1なら働きながら、オンラインで少しづつスペイン語を勉強しても数年で到達できるレベルてす。