この日どう?


今迄は

彼が忙し過ぎて

突然が多かったけど


この頃には


前日迄にわかると

声を掛けてくれる様になっていた。



だけど

その日は



天候も悪そうで

子供も何となく

調子悪そうな気配がしていた。



旦那さんに一応聞いてみるけど…



その日に限って


たまたま子供の異変に

emaより先に気付いていた様で


やめた方が良さそうな雰囲気に。



だけど

疑問が残る。


症状が…そんな風だったかな?


更には

雪の事を知っていて心配していた。。。





凄く会いたいけど…

断る事も大事だよね。


無理して会うのも良くない。



彼に説明をして

思い切って断る事にした。


すると彼は


少し

様子を見たら?と


珍しく

どうしても

会いたい様子だった。



心の中で

ゔ〜〜〜っ。となり


うん、いいよ。

と言ってしまいたくなる。



そう考えると



今迄

本当に明らかに無理な時以外は

emaは断らなかった。


その為か


彼が珍しく

中々引き下がらなかったのが辛かった。



だけと

彼もわかっている。


優先順位や


無理して会って

会えなくなる方が嫌な事。


だから


今回は仕方なく

また別の日に会う事になった。



その日

子供が帰ってきて

様子を見ると元気だった。



あれ?

調子悪いんじゃなかったの?


大丈夫だよ!



旦那さんが感じた事は

何だったのかな???


複雑ではあったけど


会おうと言われた日は

朝から予想以上に雪が降っていた。



旦那さんが

外を眺めながら、

ほらねと言わんばかりに


ブツブツ言っていた。


こんな日に出てったら…

鬼電コースだったな。



この日ばかりは

断って本当に良かったと思った。。。





その後…


じゃあ

この日はどうかな?


その日も

また無理っぽい日だった。



しかも、

その少し前に

会える予定だと言ってた日とは


別の日になっていた。



emaにとっては

前に聞いていた日の方が


都合が良かったけど


わざわざ

変えてきたという事は

きっと、理由があるんだろうな。


さて

どうするかな…。


予定を立て直さないといけない。


こんな時は


皆に

迷惑をかけてしまうと思ってしまう。



だいたいさぁ、

ちょっと出かけるだけの事が


そんなに難しいって事が

おかしいよねと


彼に言われる。


本当にそうなんです。


だから今、

家族それぞれに


emaがいない時間を

少しずつ増やしているところなんですが


そんなに直ぐには

上手くいかず


この頃はまだ


中々しんどい状態が続いていました。


文句を言われたりすると

悪いのはemaじゃなくても


悪いと思ってしまう。。。






◯時頃には

行ける様にしといたからと


彼に伝えた。



飛ばされたその日は


何故か何となく

気になり続けながらも



いつもより早いけど

病院の予約を入れた。



この病院というのも


幸い、

お薬を貰いに行くだけなのですが


彼に、

一度病院に行きなさいと散々言われて

(話すつもりはなかったのですが、

 話す流れになりました。)


渋々行って…


不調の理由がわかり

手術はしなくていいけど

ギリギリのラインと言われ


現在お薬で

治療中なのですが


お薬を飲み始めから

一年後の検査の結果は


ちゃんと効果が出ていて

良い方向に向かっていた。


最初の検査の時

何種類かの検査をしたのですが


それまでの検査では

特に大きな病気は見当たらなかったので


報告は次の検診の時でいいですねと

先生から言われていたにも関わらず



数日後に

病院から手紙が届いた。


封を開ける前に


わざわざ手紙が来るという事は


大きな病気が

見つかったのかと勝手に思い込み



誰に、どの順序で話そう…


一度病院に行って

詳しく聞いてからでいいのかな。


流石に隠せないよね…



そんな事を考えながら

恐る恐る、封を開けると


結局、

異常はありませんでしたの報告でした。


もしもの時の事って


人間、

瞬時に

色んな事を思うものなのですね。。。





小さい頃から

極端に病院が嫌いで

(好きな人なんていないかな。)

余程じゃ無いと行きません。



体調悪い時に

知らない人が沢山いる中で

長時間待たされる事が


精神的苦痛なんです。



その為


これ、

もう少し遅かったら

命を落とす事もあるものだよ。と


先生に叱られる事もありました。



結婚後は特に

仕事や家族の事優先で


我慢させ過ぎた自分の身体。


振り返ってみると、

本当に可哀想だったと思います。


今、

動ける事


朝目覚めて

身体が軽い日がある事


外に出て行こうと思える事が


本当に奇跡だと思います。





旦那さんの時に

ありとあらゆる不調が出ていたのに関わらず


私の身体って

何で壊れないんだろう?


なんて本気で思っていたけど


本当は

十分すぎる程壊れていた。



入院する事だけが壊れる事ではない。


しかも、

そう(入院に)ならないように

自分で仕向けていた感じもあり


慣れって怖いなと思った。



そして


病院で選択を迫られた時


家族のために、

良かれと思って犠牲になったとしても


結果

emaが我慢せず犠牲にならなくても

かえって良い結果になっていたと


後になって

感じる出来事もあった。



その時に


見えない存在が

自分自身が

必死に訴えかけてくれてたのに



その時は

それが正しい事だと思い込み


その選択肢がある事に気付いていたのに

選ぼうとせず


その後も、

自分を後回しにし続けた。




今思えば

彼との再会は


そんな出来事が

大きく一通り済んだ頃。


そして


様々な理由から

人生初の激太り後に

(嫁ぐ前は、ずっと痩せてました。)


多分

増加分の半分くらい痩せた後

(当時の不調で食事を取りにくい時期が

 1ヶ月程ありました。)


そして

旦那さんから

髪型を変えるお許しがやっと出た後の事でした。




既婚者同士だし


旦那さんが

そして、その監視が怖くて


彼とは最初

2人きりで会うつもりが全く無かったので


会うのを断る理由として


旦那さんの事に加えて


激太りの事実等

(痩せた事は、会ってから伝えました。)


マイナスな言葉を並べ

だから無理だと言い続けたけど


彼は

それでも会いたいと言い続けてくれました。



その頃を振り返ると


彼に会う為の準備が

順に整って行ったように思えます。


本当に不思議です。。。





子供の体調不良は


自分自身とは違って

ほっとく訳にはいかないので


大嫌いな病院に

頻繁に通う事になり


症状の悪化に伴い

紹介状を書くからと


行った事もない

場所も知らない大きい病院に

今直ぐ行けと言われた。



ぐったりする子供を抱えて

やっとの思いで受付につくと


時間外で

病院同士のやりとりがうまく行っておらず


受付の男性に

電話せず勝手にこられても困るよと

叱られたり…


今となっては、

病院同士の連携システムが理解できているので


受付の男性が怒った理由がわかりますが


当時は、初めて同然のため


行けと言われたから来たのに…と

訳がわかりませんでした。




とりあえず

〇〇の待合で待ってる様にと言われたので


そこに行くと


うちの子と同じ年頃の子と

そのママさんが待ってました。


何だ、

うちだけじゃないのに

めちゃくちゃ叱られたじゃん。


そう思いながら


ぐったりした子を抱えながら

ぐったりして座るemaを見て


そのママさんが

優しく声をかけてくれました。


本当なら

気持ち的に

お話しできる状態では無かったのですが


折角話しかけてくれたので

ゆっくり答えようとすると



そんな

emaの代わりに


うちの子が先に

ぐったりしながら答えたんです。



仮面ライダーが好き。



その後

再び気分が悪くなってしまったうちの子を

隠すように、


すみません。と謝ると



うちも、同じだから大丈夫だよ。

気にしないでね。

大変だよね。



予想外の優しさに


そして


emaは母親として

余裕も無くて全然ダメだと自信を失い


泣くのを堪えるので必死でした。。。





下の子は

本当に小さな頃から

emaを守ってくれている様な


不思議な感覚を持つ子なんですが


この頃の

emaにとっては


逆に母親としての

自信を失う要因の1つでした。



そうこうしているうちに


先生が到着し

無事、順にみてもらえたのですが


その頃から


頻繁に、

入退院を繰り返す様になります。


だけど


彼と再会する頃には

体力も付いてきて


たまに入院する程度になっていて



再会したばかりの頃は


不思議な事に

殆ど入院する事なく過ごせていました。



お互いの仕事の忙しさも

その頃は落ち着いていて



それを

狙っていた訳ではないのに



彼との

始まりの準備期間を

もらえていたような


そんな

不思議な流れがありました。。。







気になっていた日の

前日の夜に…


やっぱこの日はどう?


彼から

連絡がありました。




……会えないと思って

病院の予約入れたのにな。



これで何度目だろう。

気になる日に会える事になるのは。



まだ

半信半疑だったので

本気にしないようにしてたけど



やっぱり感は大事だった。


今の所

凄い確率で当たってる。




彼の

仕事の事は


emaからは

あまり聞かないので知りませんが



ある程度は

自分で仕事を調節できる(選べる)様で


多分ですが


彼は

仕事の形態を

変えてきてます。



なので

今迄より

動きが読み取りにくい状態でした。



彼が

自分の身体と

家族のためにしている事。


たまに呟くんですよね。



このままだと

身体がもたない…。



彼の幸せを望んでいたのに



酷く疲れているかれに

追い打ちをかける様に

八つ当たりをしてしまった事を


後悔していたけど



その事も含めて

彼は考えていた。



その時の状況の

全てを照らし合わせた結果を元に


周りの変化に対応している。


そこに

emaの幸せも考えてくれている事が

何故か伝わってくる。



そして


誰に対しても

自分だけ幸せになっては

いけないんじゃないかと思っていたemaも


ema自身が

emaの家族とも


幸せになっていいんだよ。

そう、言われている様な気がした。


だけど


彼の

その気持ちとは裏腹に


ema同様、

少しの不安も一緒に伝わってきた。



感情が流れてくるとか


そう言うのじゃなくて


何故か、わかるんです


具体的にその内容について

話合ってる訳でもないのに…




彼とemaが

ずっと望んできた形。


会えない間はお互いそれぞれ楽しんで


会った時に


最近どうだった?って

楽しく会話したり


それぞれ別のことをしながら

同じ空間、同じ時間を過ごす。

(emaの家族は皆、共有したがるので

 これが中々出来ないんですが、

   彼は出来てます)



だけどそんなの、

ただのお友達でいいよね。


わざわざ、

付き合うとか


そんな形にするから

かえって辛くなるんじゃないか…


そう、思っていたのですが



それが少しずつだけど

形になってきた今



ここまで来るには


やっぱり

ただのお友達には無理だったと思います。



この

頑固なemaの気持ちを動かすのは

彼にしかできないのかもしれない。


その彼ですら苦戦中。




この歳になって

体が健康になるのも



順番が違うような

不思議な感覚でもあるのですが





彼の気持ちと



心と体の良い変化に

日々、感謝しています。








読んで頂き

ありがとうございます✨