今回は天から与えられる人と奪われる人の違いと言うことでお話していきます。


「美輪明宏さんの言っていた正負の法則なんて嘘だ。与える人にはたくさん与えて、奪う人からはたくさん奪っている。」


と、言っている人を見かけました。


天は二物を与えず、ではなく二物も三物も一人の人に与え、奪う人からはただひたすら不幸しか与えない、と。


今一瞬(今世)だけを切り取ればそう見えるのかもしれません。


その人は視座が低いので今しか見えていないのです。そして自分の身に降りかかった不幸を数え上げ僻み根性丸出しなのです。


正負の法則もカルマの法則も確実に存在しています。


与えられる人と言うのは与えられるだけでなく人にも与えている人です。


奪われる人と言うのは奪われるだけでなく人からも奪っているのです。


それは今世に限った話ではありません。


カルマは世代を超えます。前世で人を傷つけ人から奪えば、今世で奪われ傷つけられるのです。


この法則を知らなければ自分ばかりが不幸な目にあっていると世の中に対して恨めしい気持ちにもなるでしょう。


しかしそれは前世や今世で人から奪った結果なのです。


たくさん奪った人は次から次へと奪われていくでしょう。奪った2倍奪われるのです。


恨み、妬み、僻みなどの悪念を人に送ればそれだけで2倍になって自分に返ってきます。人を不幸にした2倍自分が不幸になると言うことです。


悪念とは特殊な霊能力などなくても恨みに思ったり不幸を願ったりするだけでその人の元へ届きます。そして現実的な形で自分に不幸が返ってくるのです。どんどん運が悪くなると言うことです。


しかし前世や今世で徳を積み人に与えてきた人は2倍になって与えらえます。だから二物も三物もといわれるように自分に返ってきているだけなのです。


嫌なことをされてもやり返さず、相手にしなければ相手は2倍不幸になり、自分は2倍幸運になるのです。


与えられる人が羨ましいのならいつまでもグチグチ僻んでいないで自分のできることを身近な人や世の中に還元していってください。


そうすれば来世は幸運な人生になるのではないでしょうか。


良い事も悪い事も同じだけ起こる正負の法則から更にもう一歩踏み込んだものが、自分のした良い事も悪い事も2倍になって返ってくるカルマの法則になるのです。



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