姿カタチは無くとも、愛情は届く。 | 過去、現在、みらい。

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こころのこと、子どもたちのこと、私のこと。

 

 

 

 

私の父は7年ほど前

 

 

家のDIYをしていた際に

 

 

高い場所から落ちて死にかけたことがありました。

 

 

その時私達家族は

 

 

娘を生んだばかりなこともあり実家に住んでいて

 

 

外で

「わぁっ…!!!!」という声が聞こえたものの

 

 

よく驚くと奇声を上げる父だから笑

 

 

私も母も聞き流していたのです。

 

 

 

 

 

夫はその時

”なんかおかしい気がする”と

 

 

外に出て様子を見に行ってくれたのですが。

 

 

見に行った先には

 

 

頭を打ち

意識が混濁している父が倒れていて。

 

 

 

 

(今思うと、夫がいなきゃ父は死んでたと思うのです)

 

 

 

 

「お母さん!!救急車!!!!」

 

 

普段穏やかな夫が

声を張り上げた時

 

 

これはただごとじゃない、と

 

 

産後の身体をお構いなしに

 

 

私は父の元に走りました。

 

 

 

 

 

ちょうどその日は

私の弟もいたこともあり

 

 

夫と弟で父を引き上げ

 

 

私は直ぐに止血をし

 

 

母は救急車やら保険証を用意したりして

 

 

平和な日曜日が

一気に慌ただしくなって。

 

 

そこからのことは

ばたばたして記憶が曖昧なのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脳への損傷

鼓膜が破れたり鎖骨、背骨の骨折などがあったけれど

 

 

父は奇跡的に助かり

数ヶ月の入院の末、退院しました。 

 

 

 

 

 

 

(ここからが本題笑い泣き

(盛大な前置き)

 

 

父は意識がない間

 

 

所謂

”三途の川”に立っていたんだそうです。

 

 

穏やかな川が流れていて

 

 

他には建物や音はなく

 

 

とにかく不思議で

穏やかな場所だったそうです。

 

 

父がその川を渡ろうとした時

 

 

川の向こうから必死に

「来るな」とジェスチャーしたのは

 

 

父の父でした

(紛らわしいから以下おじいちゃんと書きます)

 

 

 

 

 

私が生まれるずっと前に

心臓発作で突然亡くなったので

 

 

私はおじいちゃんの姿を

お仏壇の遺影でしか知りませんが

 

 

おじいちゃんはアル中で

暴力が日常だったそうです。

 

 

 

 

 

父はそんなおじいちゃんにされたことや

 

 

言われたことがずっと記憶に焼き付いて

 

 

憎くてたまらなくて

 

 

愛されていなかった、と言っていたし

 

 

亡くなって随分断つのですが

 

 

その憎しみは

父の中からは消えていないけれど

 

 

「来るな」とぶっきらぼうに追い返し

 

 

父を救ってくれたのも

おじいちゃんで。

 

 

 

 

 

多分あの時

私の夫を使って

”様子を見に行け”と動かしたのも

 

 

おじいちゃんなのです。

 

 

 

 

 

お仏壇のおじいちゃんは

とても険しい顔つきで

 

 

怖いおじいちゃんですが。

 

 

父のことを

方法は乱暴だったけど

 

 

追い返してくれてありがとう、と

 

 

不器用な愛情だけど

父はそれも分かってるんじゃないかな、、と

 

 

何故か先日

その話を聞かされた私は思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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