ただの風邪のわりにここ数年で最も厄介な症状(急激な喉の乾き・咳・大量の鼻水)が続いていたので昨夜は早く布団に入ったが、なかなか眠れなかった。鼻水で溺れるかと思った。起きては鼻をかみ、を10分間隔でやってると鼻だけでなく頭も痛くなってきた。本当に厄介だ。



だから昨晩はモノクロームのシンデレラをギリギリまで観ていた。日付が変わると予告通り配信終了の文字が出て強制終了。こんなギリギリまで観たこと無かったから、本当に見れなくなるんだと学んだ(そらそう)。昨日は本編ではなくアフタートークを繰り返し観ていた。中田さんが「俺の曲ってロクなもんがないんですよ」「男女がもう、大変、みたいな」と評していたり、僕のファンは拍手…しないんじゃないかな…という予想がまじで的中してたり、それらを自虐的に真顔で仰るのがえらい面白くて記憶に刻まれている。



椿屋四重奏の曲はたしかに「男女がもう、大変」だった。もし中田さんに質問できる機会があればお訊きしたいのだが、なんで「男女が大変」な曲を作り続けられたのだろうか。2000年台初頭は私の記憶では何度目かのバンドブームが到来して、どちらかというと哲学的な、マイセルフな歌が多かった(流行りとも言う)ように思う。そんな中で、ひと昔まえに流行った歌謡曲のような惚れたはれたな世界観を全面に打ち出したのは、椿屋四重奏なりの自らの差別化だったのだろうか。なにはともあれ、私は椿屋四重奏も中田裕二ソロも大好きなんだけど。でも今好んで聴くのは中田裕二ソロ名義の曲の方が圧倒的に多い。というか、私が変わったんだろう。あの頃あまりいいと思えなかった中田裕二ソロの楽曲が今になってハマるのだ。中田さんの詞は、昔より抽象的になったと思う。私はそこにある奥行みたいなものが好きなんだと思う。



私は正体という曲が好きで、このブログにとどまらずそれを言い続けてる。最早正体大好き芸人と化し、年末にはラジオにメール送ってそれが本人の前で読まれたんだがそれはまた改めて書くとして、色気はわかりにくさが大事ということを改めて思った。ONLY I KNOW、「僕だけが君を知ってる」これだけで、正直恋わずらいよりもう圧倒的にエロイと思っている。わかりにくいものがわかった時の快感みたいなものもあるのかもしれない。それにしても中田さんが年末にやった弾き語りのセトリが最高だった。正体もTWILIGHT WANDERERSもやったと知ってもはや私のためのセトリじゃんと思ってます。行ってないけど。