前回ブログ書いたのが1ヶ月前くらいで驚いている。なにやってたかっていうとまぁ結構忙しくしていたんだけど、たしかにブログ書こうとするとなんとなく陰鬱とした文章になりそうだったから書かなくて良かったかも知れない。今日ブログ書こう、とこうして筆をとる気になれたのは(筆いらんけど)イエモンのおかげです。



私が聴いてるラジオコネクター、椎名林檎がオープニングのうえ中田裕二が毎週コーナーをもっているんだが、この番組イエモンとも繋がりが強く今週はイエモンのコメントも流れ、まさに私得といった具合です。仕事終わりにご飯食べながらラジオ聴くのが最近の楽しみなんだが、さっきイエモンの声を聴きながら色々なことを思った。



音楽はつくづくタイミングだと思う。



イエモンは35周年イヤー、再結集してもう8年。私がイエモンにドンハマりしたのがたしか2009年。当時はイエモンは活動休止していて、吉井和哉はYOSHIILOVINSONだったりした時代。吉井和哉のライブに行って、これもいいけどイエモンが観たいなぁと願ったものだった。その後のイエモン再結集の知らせは当然嬉しかったし当たり前に沸いたけど、その頃は私は別のアーテストに癒されていたり、そもそも仕事に追われて音楽への興味が薄れていたころだった。結局イエモンのライブには一度も行っていない。2009年のあの頃にもし活動再開していたら、今頃一番好きなバンドだったのかもしれないな。わからんけど。



良い音楽を定義するのは難しい。というか、ナンセンスだと思っている。カウントダウンTVみたいにセールスが目に見えるランキングはシンプルでわかりやすいが、もうセールスで測れるものでもなくなった。売上も配信も個人がかける熱量も様々な要素があるから、1位を決めるのはもう不可能。というか、その人の思う音楽がその人のマイベストでいいんだと思う。SMAPがナンバーワンにならなくてもいいと言った20年も前からあった片鱗が、あらゆる側面で形をなしている。カウントダウンTVももうカウントダウンしてませんから。みんなでライブやってますから。それでいいんだと思う。



たくさんある音楽の中で、当たり前に好みじゃない音楽はある。どんなに売上げていても、チケット取れないほど人気でも、私にはピンと来ない人ばかりだ。でもそれはマイベストがそれというだけで、逆に言うとだからこそ好きになれることは尊い。出会いだ。もはや才能かも知れない。私はそのアーティスト自身が良いと思って出してるものを同じく良いと思えるのが、わかちあえるのが奇跡だと思うんだ。今この時代に、心から好きだと思えるアーティストに出会えたことが本当に嬉しい。