サカナクションのプラネタリウムに行ってきた。こちら、以前上映されたもの。なんでももう一度見たいプラネタリウム投票で一番になったとかで、めでたく再上映。私、初見。
もうね、
すんごく良かったです。
感受性バロメーター振り切れて涙出ました。うっかりひとりスタンディングオベーションするとこでした(危険)。実は最初のタイトルのあたりからもう来てたんだけど(早)、一郎さんのナレーションで「ここは宇宙。」みたいなくだりからのユリイカでさすがにダメだった(たしか)。泣くぞ!というよりかはもう自然と涙がサラーっと流れ出てしまう感じ。
なんだろね、サカナクションって一郎さんが釣り好きってところから「サカナ+アクション」で出来た造語なわけなんだけど、サカナから海そして宇宙につながってしまうのが壮大で、この世界観にはサカナクションの音楽こそピッタリなわけで、一郎さんが釣り好きなのも、サカナクションと名付けたのも、ミュージシャンになったのも、全て宇宙の計らいみたいに思えてくる。
ナレーションの東京には空がないというくだりでは、あぁ志村さんもそんなふうに言っていたな、でも見えないこともないんだなって彼は言っていたよななんて私は志村さんのことを思い出したりしたんだけど、そこから映し出される東京の風景とユリイカにはなんとも言えない気持ちになった。東京は空がないけど、宇宙から見たらどこよりも輝いているんだと。東京を歌った曲は数えきれないほどにある。サカナクションは東京の人じゃないからこういう余韻が作れるんだよな。そしてそれは多くの人の胸を打つ。それはフジファブリックの茜色の夕日も、くるりの東京も、同じことなんだけど。
バンプがハッピーバースデーと歌うだけでそれ以上の意味を感じてしまうみたいに、サカナクションが東京を歌うだけで震えた。本当に素晴らしかったのでまた観たい。というか絶対行く。あと3回は行くと思う。サカナクションと同じ時代に生まれてよかった。