今日はヒトカラに行った。いつも3時間くらいのつもりで結局5時間はいる。林檎もポルカもおいしくるもSixTONESも歌ったけど半分は椿屋&中田裕二です。もはや椿屋トリビュート芸人です。途中なかなかのダークなセトリになってるの気づいて自分で笑いました。そして今回もランキングバトルやりまくったけどまじで誰も歌ってないので(月初ですしね)あたりまえに全部1位ですわありがとうございます。みんな椿屋歌おうね(私はDAMに椿屋と中田裕二の曲をリクエストし続けている女です)
満足した帰り道、なんとなくLINEニュース見たらフジファブリック休止の知らせが目に飛び込んできた。その瞬間はもちろん驚いたけど、バンドももう長いこと頑張ってるしちょっとお休みするのかな?充電期間的なかんじ?といったことを数秒のうちに光の速さで脳内思考していた。よくよく読んだら、ダイちゃんが脱退の意向だと。ダイちゃんが脱退??それは予想外すぎるぞ。さすがにびっくりした。だってフジファブリックはこの3人で一生フジファブリックだと思っていたからだ。志村さんが作ったバンドだから自分たちが終わらせるようなことはしない、なんてこともいつかどこかで言っていた気がする。
私は志村さんの亡き後、starまでは聴いたしライブも行ったけどそこからは追いかけるのはやめた。嫌いになったわけじゃない。ただ、志村さんのいないフジファブリックはあたりまえに違うバンドになっていた。そして私がいなくても新しいファンの人が沢山ついていった。私が追いかけなくても、フジファブリックはあの頃以上に大きなバンドになっていった。それを遠くから見ていた。3人の努力でフジファブリックはここまで大きくなった。すごいことだ。だってほとんどの作詞作曲をしていたフロントマンなくして15年続けてきたんだぞ。ファンは勝手に志村さん含めた4人のフジファブリックの絆みたいなものを見ていたと思う。だからダイちゃんがなぜ脱退したいと言い出したのか、ファンには突然すぎてまったくわからない。でもミュージシャンとしての苦悩がきっとあるのだろう。介入できない。
サイトに飛んで公式の文面を読んだ。公式なのに、なんとなく人間くさかった。公式なのに公式っぽくないというか、絶対解散しないって言ってたのにこんなことになってごめんなさい、なんて少し涙声が聴こえるような。休止も致し方ないと思う。ダイちゃんがいなくなってはフジファブリックはやっていけない。いややっていけるのかもしれないけど、それだとフジファブリックじゃなくなってしまう。志村さんがいなくなった時みたいに。
辛いと泣いているファンの方が沢山いる。遠巻きのファンからしてもショックなのだから、その気持ちは痛いほどわかる。言うて私だって志村正彦の死を見たのだ。ほんと泣いた。andymoriや東京事変の解散も受け入れた。わかるよ。寂しいわ。でも今思うんだ。終わりは必ずしも悪いことではないと。だって、これから10年くらいしたらイエモンも再結成して新譜出すわライブもやるわで渋谷タワレコにも笑顔で訪店するし事変も再結成するしヒーズミさんとヒラマさんのツーショットも見れるしandymoriも15周年とかいってアナログ出したりするし椿屋もたかしげ呼んで再結成ライブやるんだぜ?信じられるか?ってあの頃の自分に言ったら信じんと思うよね。夢あるよ。それって1回終わらせたからだと思うんだよ。もちろん続ける浪漫はある。てか続けて欲しい。くるりもサカナクションもバンプオブチキンも一生そのままでいて欲しい。でも、続けてる人だけが素晴らしいんじゃなくて、終わらせることで続けるという方法論もあると思う。終わらせて昂まる物も絶対にあるから。志村さんが生きていたらまた違ったバンドの姿があったはずでさ。どちらがよかったかはわからない。そりゃ生きていてくれたほうがよかったに決まってるけど、志村さんが居ない今、志村さんのいない現在のフジファブリックの姿がベストだと私たちは思うしかない。そうするほかないんだと。そんでさ、終わらせるバンドは沢山いるけど、意外とバンドって終わらないんだよな。音楽だし。一生残るし。なんかわかってきたよ。