もちろんこの映像持ってるんですが、上がってるのひっさしぶりに拝見してですね…震えました。
2000年、福岡は飯塚の嘉穂劇場にて行われたライブです。しかしこの映像が発売となったのは8年後の2008年で、彼女の10周年イヤーになってからでした。私は2000年に出た絶頂集(3枚組ミニアルバム)収録・このライブの「やっつけ仕事」で本格的に彼女に沼ったといっても過言ではないのです。
本当に好きで、狂ったようにエンドレスリピートしたもんです。またこの彼女がどタイプでですね…最近彼女のファンになった方には是非見て欲しい、この中性的な美しさ。その透明感。荒削りのトーク。ぶっきらぼうでシャイな話し方。私はこの頃の野良っぽい彼女が本当に好き。今はいい意味で出来上がってしまったけど、当時の彼女は素なのか演出なのかわからない、パフォーマンスをまだまだ探ってる感じがあって、危うくてもろくて、明日にでも突然いなくなってしまいそうな雰囲気があって、大好きだったんであります。
ちなみに、このやっつけのmvはライブ前日に撮られたもので当て振りらしい。貴重なインタビュー以下。
https://sp.universal-music.co.jp/ringo/special/saga/news/interview200308_1.htm
見ていただきたい、この、今となっては絶対聴けないセトリ。積木遊びスタートよ。次眩暈よ。眩暈なんて、なんかもう中学の思い出ブワァーーーーーって湧き上がってくる。あの頃のなんともいえない町の雰囲気、部屋の空気。椎名林檎は今聴いても古さを感じない曲沢山あるんだけどさ、たまにあんのよその時代の空気感残ってるのが。でやっぱさ、それって悪くなくて本当にいいの。たとえばともさかりえに提供した木蓮のクリームって曲があるんだけど、それもザ・90年代といった懐かしさとエモさがあって情緒ブワァーーーーーてなる。
お若い亀ちゃんも見れるし、弥吉さんもいます(翌年明けに結婚発表)。他にも病床パブリックやらリモコンやら17やら、しかもストイシズムで本編終了なんて!叶うならまた見たいけどもう一生涯見ることはできぬだろう楽曲ばかり。アンコール「日本に生まれて」なんて真骨頂ですよ。すっかり忘れてたけどファンの人たちには絶対オススメしたい映像集。ある意味下剋上よりもオススメかもしれない。あぁ、実家に取りに帰ろうかな。