数少ない私のブログの読者様よりコメントいただきました。「電脳RAT、ネットで記事まで読めるんじゃね?!」と。そう、読めるんです。




私がくるりを好きになったきっかけは実は林檎ちゃん。先のリンクでは女史がくるりのことに言及しています。この号で「図鑑」をオススメしていたんですよね。ほらやはり好きな人が好きって言う人興味あるじゃないですか。でね、椎名林檎ってのはミーハーなんですよ。そんなとこがすごい好きなんですよね。たまーーにミーハーで好かん的なアンチ見かけますけど、ミーハーの何が悪いん?ていう。私のブログタイトル見ていただきたい。好きなもん好きって言って何が悪いねん!!彼女はそれで実際いろんなお仕事できてるし(ベンジーにギター弾いてもらったりさ)、何より彼女のファンが影響受けるんですよ。これさ、今Twitterとかでもよくある話よね。好きなアーティストが絡んでる人は一気に親近感わくし、今の時代すごく顕著だと思う。私はまだSNSのなかった時代に彼女のインタビューやカバー曲や歌詞からナンバガとかジャニス・イアンとかくるりとか教えてもらいましたけど、多分他にもいっぱい居るでしょう。レコメンってすごくいい事だと思うよね。



ちなみにこの電脳RATとは何ぞやという話だが、彼女が昔出していたフリーペーパーのことである。タワレコHMV限定、なんてものではなく、地元の小さなショップにも置いてあったのが今思うと感慨深い。私は通学路の途中にあったCDショップで、このフリーペーパーやポスターなどのおこぼれをもらっていた。といっても優遇されていたとかそういうことではなく、どうぞご自由にお持ち帰りください的なスペースがあったんですよね。それで販促期間を終えた群青日和のポスターや電脳RATの総集編特別号みたいなやつ見つけて持って帰ったりした(実家にあります)。今は転売とかあるからそんなこと絶対に許されないので、いい時代だったなァ…としみじみ。



さて、ブランキーは個人的にはかっこよ過ぎて当時の私にはハマらなかったんだけど、くるりのこの冴えない京都の大学生感、それでいてやってる音楽が知的であり衝動的でもありそのギャップもクールだと思った。図鑑は彼らのアルバムの中でもエモーショナルな方。図鑑が彼らの音楽を手に取るきっかけになった。林檎ちゃんがおすすめしてなかったら私がくるりと出会うのはもう少し遅かったと思う。私にとって思い入れの深いアルバム、図鑑。くるりのアルバムはすべて面白いくらい味が違うのでそういうレビューもいつか書けるようになりたい。あとくるりんご、令和の今でも待ってます。