あっという間に今年もゆく年くる年!今年は某レコードショップ店員としての一年を過ごすことができホントの意味で(超個人的)レコードショップ大賞的記録シリーズ!否が応でも沢山の音楽に触れ例年よりお気に入りが増えた今年。単品で好きになったものも1曲目からスキップ知らずの名盤もぜんぶまとめてOMOIDE IN MY HEAD。
※発売は今年に限らない
※ベストアルバムは含まない
☆=個人的ベストトラック



【名盤2023】


CITY /SixTONES
☆Ordinary Hero

 

今年私の下半期はSixTONES!中でもこのアルバムが一番!名盤!最高!!!2021年のアルバムだけど!これのなにが良いってそのコンセプト。「歌の数だけ物語があり、それが交錯する場所を街”CITY”と呼ぶ。」夕暮れ~夜明けまでの時間の流れが楽曲で表現されている。中でもザ・SixTONESと思われるゾーンはやはり【Night】。マスカラ、Rosy、フィギュア、これが楽曲として強強の強(つよつよのつよ)。SixTONESを知れば知るほどSixTONESの魅力はここにと思い知らされるのが【Midnight】。夜明け直前に置かれたEverlastingがまた泣けるんだ。こういう歌を歌えるのがSixTONESの強さだ。そのあとの【Sunrise】ゾーンでは朝にふさわしい爽やかな曲が揃うもいわゆる「アイドル全開の陽気なポップス」で終わらないのが彼ららしい。バラエティ豊かな楽曲たちが街の時間軸に沿うことでこんなにもドラマチックさを増し統一感を生むとは。さらにこちら、ご覧いただきたい。3形態(初回A・B・通常盤)それぞれスタートの位置が違っており、たったそれだけでも1枚の印象がかなり変わってくる。このコンセプト誰が考えたん?なんて粋なんでしょうか!こんなことアイドルがやるんやな!すいませんアイドルなめてました!感動した!!!!


(みんなはどれが好き?)

私はサンセットから始まるBがしっくり来た。本編終了後アンコールのようにはじまるユニット曲は3曲ともそれぞれの個性にハマって素晴らしいが、ニュージャックスウィングなジェシーと慎太郎のLOUDERが秀逸。こんなんめちゃめちゃ好きやねん。ベストトラックは迷いながらも聴いていて最も気持ちの良いOrdinary Heroにしたが全曲粒ぞろい。またじっくりレビュー書きたい。いや、書かせてください。




MOONAGE /中田裕二

☆SEASAW

 

ハグレモノから始まるこのアルバム、一聴するとメロウでアンニュイでなんだか男版JUJUみたいな印象なんだが聴けば聴くほどに味が出てそれはもう特上のスルメ。気づけば全曲好きになってた。そこはスナック中田裕二、いらっしゃいませ。でもバーでひとり気持ちよくなってる単に歌うまい人、で終わってないのがミソ。「いつもこの世に弾かれて/けれど生かされているわけだ」(ハグレモノ)と歌い始め、「罪人たち」では原罪を歌う。東京の孤独を歌わせたら天下一品。まぁ私東京居ませんけども!でもみんなそうやって生きてるでしょ、そうでしょ。




Sanctuary/中田裕二
☆ランナー

 

おわかりの通り今年上半期は中田裕二一色だったわけ!ソロのアルバム今更買い集め正直アルバムの垣根を越えてガンガン聴き漁ってたのでどれがどんなアルバムでしたっけ?!というのが正直なところなのだが2019年リリースのこちらに決めます。「ランナー」は今年一番リピートしたし5月生で聴けた「テンション」にはこちらがかなりのテンションでしたわ。「幻を突き止めて」は医療モノか刑事モノの22時台のドラマのような哀愁を感じますしやってもないドラマの主題歌イメージさすってどゆこと?たった4分程度の曲で映像を浮かび上がらせるあたり流石のソングライティングセンス。このアルバムに入ってないけど「誘惑」も「正体」も「イニシアチブ」も吐くほどカッコイイ。そろそろ世のドラマ班は中田裕二を起用すべき。




感覚は道標 /くるり
☆In Your Life

 

もっくんとともにアルバムを作るという知らせがあったのは確か1年ほど前。どんなアルバムになるのかとなんとなく1stさよならストレンジャーを思い浮かべながら勝手にエモくなっていたら、センチメンタルとは程遠い陽気でフランクでポップな仕上がり。その雰囲気はくるりのえいがを観ることでより近くに感じられた。懐古的というよりかはずっと自然体で挑戦的で、なんだか安心した。それでも「あの場所へ向かえば/あの痺れるような出会いを思い出せるかな」と歌うIn Your Lifeには、進化しつつもあの頃のくるりの姿も決して忘れない三人のおじさんの姿がまさに青春そのもので、そのイントロだけで鳥肌と涙がちょちょぎれた。California Coconutsも外せない名曲。




MAGNET/Kroi
☆Cosmic Pillow

 

これ誰?!とふと耳にとまったこのアルバム。と言っても6曲収録のEP扱い。このジャケとアーティスト名からなんとなく黒装束のヴィジュアル系だと勘違いしていました。勘違いって怖いね。Cosmic PillowはシングルHyperに通ずるザ・Kroiといったミクスチャーパワーポップ。Astral Sonarはどことなく後期のSuchmosを彷彿とさせる懐かしいようで前衛的なニュアンス。優しく穏やかなラストを飾る風来がまた良い。




 GOLDEN /JUNGKOOK

☆Seven

 

とあるグクファンの方のレビューを見たのだが、ガチファンの方にとっては色々とご意見がありそうなこのアルバム。私は普通に好きでした。何が良かったかというとひとつひとつの楽曲が言うまでもなくオシャン。そして全体の緩急。1曲目「3D」から4曲目・マイケルリスペクトの「Standing next to you」まで踊れる曲が続いて大変心地よい(まぁ踊れんけど)。Sevenはそのこなれ感がソークール!と思いきや「Yes or No」や「Hate you」のような曲がはさまるタイミングも素晴らしい。「Shot glass of tears」でしまるセンスも大変よき。




Quicksand/Bialystocks
☆Upon you

 

とあるタイミングでYouTubeにあがってきた「Upon you」。その楽曲センスと歌い手の声がまあ素敵!それきっかけに手に取ったアルバム、こちらは1st。懐かしいようでアバンギャルドでナチュラルなようで作り込まれていてフォーキーでジャジーでキリンジのようで坂本慎太郎のようで未だにビアリストックスというジャンルがわからない。来年は他のももっと聴きこみたい。




Dead shot dan/aldo van eyck
☆L S Drive Apartment 2F

 

仕事中に偶然聴いた際、どこのバンドかと思ったら福岡のバンドだそうで。九州にこんなイケてるバンドがおるんか!!60分近くに20曲という最近のKing Gnuくらいボリューミーなアルバム。これまでこういう男っぽいバンドめちゃめちゃ好きです!というほど聴いたことがなかったんだが、絶妙に力の抜けた感がお洒落で胸焼けせずに聴けました。なんとなくバンアパ思い出した。要チェックや。




【シングル】
こっから /SixTONES

キラキラアイドルがこんなに泥臭い歌を歌うのかと、ドラマの内容ともリンクして大変ドラマチックに聴こえた。アレンジやメロディは言うまでもないが歌詞がすこぶる良い。みんな聴いた方がいい。これ良いと思える人とは友達になれる気がしてる。新年もよろしくお願いします。




 幸せのまわり道 /Bialystocks

優しい…夜中に食べるうどんくらい優しい。ビアリのアルバム聴いた上で思うけどこれはかなりナチュラルな方の楽曲。それはドラマの内容に寄せてあるからかもしれない。何食べ、優しかったもんな。あったかいうどんみたいだった。今年一番好きなドラマかも。大橋トリオのオープニングだけで泣けちゃうんだから。




オトナブルー/新しい学校のリーダーズ

今年は完全にこの子らの年でしょう!このインパクト、確かな歌唱力とパフォーマンス。ファーストテイクのが好きだったのでこっち貼っとこう。





 Happy birthday to me!

/モーニング娘。’22

22年なのかよ!今年なぜか耳についてワンシーズンだけハマってしまった。メンバーの名前全員言えます。これ踊りたい。ジョングクの時も思ったけど私踊りたい欲強めなんだわ。




 Get A Guiter /RIIZE

ライズってきいたらRIZE(JESSE※SixTONESではない)を思い出してしまう古のロキノン厨ですがこちらはKーPOPです。既に大人気だそうです。たしかにカッコイイ。シンプルに曲がいい。




 愛が一層メロウ /離婚伝説

どんなバンド名?!と思ったらとりあえず2人組でした。なんとなくシティポップな雰囲気のこちら、私にとっての今年ナンバーワンメロウでした。踊れる!




 that place is burning 

/KID FRESINO feat.ハナレグミ

KIDFRESINOなんてソークールに決まってんですわ。そこにハナレグミなんて情緒半端ないに決まってますわ。つまり最高ってこと。




アイシテル人生 feat.初音ミク

/mega shinnosuke

久々ラジオで流れてきたメガシン!サビのコード展開がやはり天才。これも踊れる!




他にも色々。今年もありがとうパー