土曜の朝。休みなので部屋の掃除などをする。アレクサにフジファブリックをかけてもらう。TEENAGERをかけてと言ったら楽曲でなくきちんとアルバムをかけてくれた。ペダルからはじまるそれは土曜の秋の朝によく似合った。今思うとこの後出るCHRONICLEの伏線のような、静かで涼しげであたたかでどっしりした空気感があるなと思った。



この世には陰キャとか陽キャとかあるけど私は陰も陽もどちらも素敵だと思っている。あと陰の人が持つ陽も陽の人が持つ陰のことも知っている。志村さんはどちらかというと陰の人だ。そしてそれが大きな魅力だった。そう思うのは私もそうだからかもしれない。隣の犬が僕を見つけて擦り寄ってくるのはちょっと面倒だって言ってしまう志村さんがいとおしいのだ。そしてペダルという曲をあの歌詞でしめてしまえるのは志村さんだからできたことだなと今も思う。