私は自他ともに認めるミーハーだ。小さな頃からテレビっ子。初恋は4歳くらいで大江千里だ。音楽や映画が好きで情報通だった親の影響も大いにある。で、私を作り上げた音楽史に欠かせない椎名林檎のことも言いたい。私は椎名林檎に教わったことが非常に多いのだ。私は彼女のことを小6の時に知り、好きになって、彼女がオススメするCDや本、カバーした曲、そういったものを大方通ってきた。彼女を見てる人ならわかると思うが椎名林檎も「ミーハー」である。色んなものを好きだと言うし、色んな人に「ファンです」と言っている。そんな彼女を「あの人はミーハー(ネガティブに)」という人もいるようだが、ミーハー日本代表とも言える私から言わせてもらえば、ミーハーのなにが悪いん??だってミーハーって才能やろ。ってかんじだ。あの人もこの人も好きとかいうと嘘とか浮気性とか思われるのかもしれんが、多方面に同程度のエネルギーを捧げられる人も一定数いるのだ。心理の勉強中先生に、潜在意識でそんなに芸能人のこと考えてる人なかなかいないですよと言わしめた私が物申したい。これはもう才能なんである。



で、なんでこの話かっていうと、先日何気なく見た誰かの記事に、こんなことが書いてあったため。



出典書かんと怒られるかな……(スミマセン)



私、三浦綾子めちゃくちゃ読むんですけど、あれ?もしかして私も林檎きっかけだったのかも……!!とハッとしたのです。(きっかけがなんだったんか覚えていない)(ちなみに大学時代、三浦綾子の塩狩峠からめて小論文書いたらSもらったことあります)



そんなふうに今や私の血となり肉となった知識やカルチャーは沢山あるようだが、思い出せるものをここいらでまとめてみようと思う。



①くるり

今やくるりがいないと生きていけないレベルのくるりファンだが、私がくるりを好きになったのは林檎きっかけだ。彼女の発行してたフリーペーパー「RAT」で紹介されてたのが図鑑だった。そして見事にハマる。RATありがとうだよ。

すごい!サイトあった!そして懐い!




②ホワイトアルバム(the Beatles)/The Beatles

たしか同じくRAT内で、ビートルズならこのアルバムが好きだと言っていた。私は当時「1」(ベスト)しか持ってなかったので、林檎ちゃんが言うなら聴くわ~~~ってなったアルバム。


③ナンバーガール

時代が時代なので林檎きっかけのナンバガって人多いんやないかな?2000年当時音楽誌にはくるりナンバガスーパーカーみたいな羅列多かったと記憶してるけど、いよいよ手に取ったのはやはり林檎きっかけ(発育ステータス)です。チャコちゃんて誰や?ってなりました。this is秀徳より先に知ったのは無論、ひさこさんでした。


④ラーメンズ

当時若手のラーメンズ、名前は聞いたことがあってもネタはよく知らなかった。百色眼鏡に小林賢太郎が出たとこから初めて手を出すことになる。そして見事にハマる。


⑤彼女がカバーしたおかげで知った曲
※いっぱいあるので特に好きだったやつ


・君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)/ボーイズタウンギャング

2001年頃観た下剋上エクスタシー内にて、かなり荒い音で流れたこのライブ音源がまじでめちゃくちゃ好きだった。めちゃくちゃ有名な曲だけど誰の曲か当時は知らなかった。


・love is blind/ジャニス・イアン

同じく下剋上で知った曲。私はとにかく下剋上の林檎が好きだった。好きすぎて落ち込むくらい好きだった。怖えーよ。


Georgy Porgy/TOTO

当時(2001年頃)よく聴いてたラジアンリミテッド内でかかったカバー。誰と歌ってるんかと思ってたら後の東京事変・浮雲であった。だいぶ原曲に近い仕上がりで好感。


⑥レスポール

ギターとか全然知らんけどレスポールは絶対黒やろ!つって大人になって買った初めてのギターは黒のレスポールです。


とまぁざっと思い出し書いてみたが三浦綾子みたいに思い出せないものもまだまだあるんだろうな。彼女がいなくても後に知れたものもあろうが、彼女のおかげで思春期のうちに手に取れたものは多く感謝である(人って14歳までに嗜好のベース出来上がるって言うよね)。私もただただミーハーであることで、誰かが「アレ見たけど面白かった」とか「アレ聞いたけど良かった」とかたまに言って貰えることがある。それはシンプルに嬉しいことだ。好きだという気持ちだけで一生生きていきたいよな。そんな気持ちでいる。今日もひたすらに暑い。