この夏毎日のように中田裕二の話をしているが、私にはこのように熱烈なマイブームが突如として訪れる。このブログにもフジファブリックだったり椎名林檎だったりイエモンだったりラーメンズだったりその日思うままの出来事(脳内)をさらけ出してきた。それはとにかく自分でもよくわからない衝動なのだ。こういう時は抗わずとにかく気が済むまで沼落ちするようにしている。これまでそうやって来たから今があるし、またここからなにか面白いことがあるといいなと思うからだ。で、令和5年7月現在の私の頭の中はSixTONESと中田裕二が八割を占めており、ついに夢に田中樹と松村北斗とそして中田裕二が出てきたことを報告します。ということで今日も今日とて裕二の話をしたい。今日はデイジーという曲について。
これ、彼のソロ2枚目のアルバムに収録されているんだが、私きちんと聴いたことなかったんです(反省)。中でもこの曲はある意味異色。なんでかって、本人も言う通り珍しくイノセントなんですよ。2012年あたりの曲のはずなんだが、この迸るエモさは今の売れてるポップスに通ずるものがあり(個人的に今流行りの邦楽ってエモくて辛すぎてきいてられない・多分歳)、そういった意味で古臭さが感じられないんである。なんかさティックトックとかで流れてきそうやない??誰かに著作権ガバガバのドラマ映像とともに勝手に切り取られてそうやない??ティックトックしてないから知らんけど。
そんなことを思っていたら、この曲当時とある若手女性シンガーに提供しようとして作られた曲だと知る。結局採用されなかったようだが、だから毛色が違ったのねと納得したし、さすが書き分けのできる人なのだなとプロの力を思う。中田裕二のソングライティング力はこんなド素人の私から見ても分かるほどに凄まじく(それは彼のインタビューとか話してることを見て知ったのだが)、裕二楽曲提供とかすりゃええのに!!って思ってたらしっかりやってたのねすみませんでした。流行りの音楽と一線を画すために誰より流行りを分析して自分の方向性に狙いをさだめていたり、歌謡曲+洋楽(AOR)という独自のスタイルに何十年もこだわって綿密に作りあげるそのストイックさはとても私には真似の出来ぬ職人の姿で、中田裕二を知れば知るほどこの人マジで才能人なんやな、と平凡な私は思い知らされるわけです。
で、デイジーのサビにとても印象に残るフレーズがあるんだ。
ふたりの違いはこうで/残りは同じようで/
それでもつなげるのが愛でしょ
ハァ~~~~~~(大きなため息)
中田裕二の詞の素晴らしさはこういうとこにあると思う。こういう一言にものすごい情報量があるわけだ。別の曲の話なんだが、イニシアチブというこれまた素晴らしい中田イズム溢れる曲がありまして、この曲に出てくる深入りする覚悟で来たんだというフレーズもまじすげぇとしか言えんわけ。これだけでわかるよね?アダルトチームはわかるよね?ヤングチームでもわかるかな?クイズ年の差なんて知ってる???もうね好きとか嫌いとか単なる心情描写に留まらんわけよ。登場人物の関係性とか映画にしたら120分くらいなるくらいのストーリーよ。それがここまで字数削られた状態でできあがってるわけ。芸術ってこういうことかって話。
で、これは言うまでもなくラブソングで、裕二(敬称略)が言うには想いが強すぎて傷つけあう10代の恋愛を歌っているんだが、無理矢理つなげるのは愛ではないのだよ…………って大人はわかるわけよね。この上手くいかないだろう若い恋といいますか、若気の至りといいますか、そういうところがエモの要因なわけだが
あれ?
背中押されとるー!!!!
おい!るみるみ!君いくつ?!そういうテンションの歌やったっけこれ????!!!!
(こちら中田裕二公式のライブパンフレット参照)
それか、これきっかけでるみるみも恋を終わらせたってこと?それやったら辛かったねるみるみ……話聞こか……?よう知らんけど、まあ曲の受け取り方なんて人それぞれですからね、そんなんなんぼあってもいいですからね。色々あれど私はそういうかなしいエモエモのエモ歌だと思った。素晴らしい。まじこれティックトック貼り付けたい。せんけど。