
ポルカドットスティングレイといえば我が福岡出身のバンド。だけど私、誤解を恐れずいうとすいません、最初すっごいいけすかん人達出てきたと思ってた(心から謝罪)
でもそれには理由があるんですよ、
だって最初、これよ
このギターにこの髪型にヴィヴィアンのアーマーと来れば、おいこらもう椎名林檎インスパイアでしかないやろ違うとは言わせん。この髪振り乱すスタイルもaikoが特許取ってるやつやないんかこれ?aikoでもギリなのにaiko以外は許さん。
とか思ってたんだけど、アルバム(たしか大正義)聴いたら普通に良かったんだよな~~~
これ2017あたりにめっちゃ聴いてた。だからか?思い出のあの街のにおいをこの人たちの音楽に感じてしまう·····そうでなくともこの人たちの曲は平成のポップスの余韻ある。なんなら2010年くらいの邦楽の雰囲気ある。あと余談だけどこれSHISHAMO?!ってクレジット確認しそうになるくらい朝子っぽいかわいい曲もあるよね。
私がこの度改めて好印象持ったのは、この踊る様にのリリースにあたってすごく地道に宣伝してるのを見たから。特典とかめちゃくちゃバリエーションあったり、赤字覚悟で色々されていて。そもそも雫さんてボーカルの女性も整形とか言われまくってるけどその前にだいぶダイエットしてたり、かなり外見に磨きかけた感じで。その努力普通に尊敬する。
そのうえ曲作りだとか歌唱力上げるための努力だとか、また曲によって声変えてるかんじとか、まあプロですから当然といえば当然なんだろうけど、裏でも表でも物凄くエネルギー回してるその心意気っていうの?それがすごくいいなと思うんです(昔なら思わなかった部分)。先日も書いたけれど、かたやサブスクにグダグダ言ってる人もいる中で、ひたすら取り組んでる感じがめっちゃカッコいいやんと思えたのです。どの世界でも職人はやっぱすごい。
で、このアルバム自体はかなりボリューミーでバラエティ豊か。全体的にいい意味で流行り廃りのない曲が並んでいて、曲が作れないド素人の私からするとhide&seekとか書けるのすげぇなって思うし、恋愛論みたいな王道しっとりミディアムバラード書ける振り幅とか、これも才能よなーて思う。リドーは様々な曲のオマージュを感じたりするけどご本人の言うようにまさに狙ってきたやつなのでしょう。そして個人的にはアルバムラスト踊る様にの日本語訳ではっとしました。「踊る様に、本当は何がしたい?」珍しくエネルギー感じたアルバムです。