すごく変な話なのだけど、例えばひとつのバンドに情熱をかけていたり、ワーワー言うてるミュージックラバーのナウなヤングを見かけると、なんというかOGのような気持ちになる。音楽誌買い漁って、タワレコに入り浸って、CDあつめて週末はライブハウス、みたいな生活してた思春期が私にもあったんだ。べつに職業なんかじゃないしまじでただの趣味でしかなかったんだけど、生きがいぐらいあったから最早退職した人みたいな気持ちになってるんだ。今も昔からの友人はまだライブ行ってるの?とかバンドやってるの?とかきいてくれたりするけど、答えは否、もうね、ワシが若かった頃はな…とか語りだすご老人のような気持ちです。ギター教室をやめてからは当然ながら発表する場もなくなっちゃったし、練習する機会もなくなっちゃった。一緒に通ってた子も程なくして転居とともにやめたらしいのだけど、私が転職したこの春、彼女も転職をした。彼女は私と違って結構ホントの転職。丁度今日ラインしたら環境の変化に戸惑っていたけど、元気出そうぜ、またDYNAMITE踊ろうぜ、って話をした。私はV、彼女はグク、あとひとりジミンやる子がいるからさ。あとjuice=juiceもやろうな、って。なんか知らんがみんなひっそりダンス練習してる似たもの同士。ウケるな。




話逸れまくったが、新しいバンドとかもうよくわからなくてなんかせつない。




最近またはっぴいえんどばかり好んで聴いている。はっぴいえんどの風街ろまんというアルバムが大変恰好良い。勝手ながらなぜかフォークバンドのイメージがあったので初めてアルバム通して聴いた時はこの気だるさのあるガレージ感とか、颱風のようなブルースロック感とかびっくりたまげたし痺れた。1曲目の空いろのクレヨンを聴くと、くるりのさよならストレンジャーあたりの雰囲気がある気がする。そしてやっぱりビートルズ臭がする。あぁやはり好きなアーティスト数珠つなぎなのだなと確信させられる。とにかくこれめちゃかっこいい。ギター最近ご無沙汰だったけど、ちゃんと練習しよう。課題曲は、風をあつめて。