小山田さんが詩集を出した

私が驚いたのはこの帯。又吉?菅田将暉??え、いつからお好きで?語りませんか夜明けまで?というかんじ。数年前、スピードワゴンの小澤さんもALの歌詞ツイートされていたが何気に愛されている小山田壮平。アンディモリ解散して何年?AL結成してから大してメディア露出していないしソロでやり始めてからもべつに目立ったことしていないよな?なんなのクチコミ?SNS?私が見ている以上に宣伝しているのだろうか?10年も経てば消える人も居るだろうに、なんだか小山田さんには知る人ぞ知る隠れた名店感が出てきた。
久々に行ったタワレコは配置が変わっていた。そういえば最後に行ったのはコロナ自粛期すら前のはなし。そういえばここにだってもう10年も通ってるのよな…と昔買い漁ったことのあるフジファブリックのコーナーへ。そこにはなぜかファンがメッセージを残すためのフジファブリックノートが設置されていた。最近ファンになって、とか、ライブ最高でした、とかのいろんなメッセージがある中で頁をめくる指が止まったのは「志村くんより年上になりました」とたった一行書かれていたページ。それは男性の字で、おそらく私と同じくらいの年齢で、きっと四季盤から聴いてる古参のファンだろう、となんとなく予想がついた。私も時折そう思うからだ。
話は逸れたがその近くにある視聴機に、小山田壮平の新曲がセットされてあった。詩集も積まれていた。ヘッドホンをつけて再生すると、それは紛れもなく小山田さんの音楽だった。というと小山田壮平のCDなんだから当たり前だろという話なのだけれど、ソロになっても小山田さんの小山田節は変わらないのだ、そして何故か分からないけど私はこれが好きで、昔からこれを聴くと腹の底から多幸感がたち昇ってくる。この現象に名前がつくならつけて欲しい。買う気はなかった詩集を手にレジに向かった。
タワレコが好きな今でもロキノン系という言葉が死語になった今でも、ずっとロキノン女子な私が唯一変わってしまったのは、音楽はサブスクで入手するようになってしまった点である。