去ることはつらいことだ。別れはつらいものだ。なぜなら去らねばならない理由もあるし、別れは必然だからだ。でも必死に駆け抜けたならば、必ず記憶の中に残って、何かに生まれ変わったりするのだろう。それでも別れはつらい。
岸田繁
こないだ幼稚園頃からの友人たちと集まってごはんなどを食べたとき、ふと、皆そろって父親が居ないことに気づいてしまった。離婚だったり、病気だったり、悔やまれることに自ら命を絶たれていたり、私達はみな笑顔だけれど実は悲しい過去があったなぁと思ったりした。
今朝会社で携帯が光ったので見てみると叔母からで、私の友人のお父様が亡くなったとのメールだった。私の父と同い年で、昨夏私の父のときも驚いて心配してくれた子、そのお父さん。こんなことを言うと不謹慎極まりない気もするけど、仲間だなと思った。全てはわかってあげられないけど、共有できることがあると思った。なにか力になりたいと、思った。この年になると両親ともに健在というのは当たり前ではないとわかってきて、結婚式に両親が居てくれるというのは、本当に素敵なことだなぁと最近思います。
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