先日、会社の先輩が「パフェちっく!」という漫画を貸してくれました。これ私が中学生の時にやっていて、名前だけは「!」が付くとこまでしっかり覚えていました。先輩の興奮ぷりが面白かったので、軽い気持ちで読んでみたら・・・ハマってしまいました。





通勤中、朝はワンピース夜はパフェちっくというかんじでかけもちして読んでいたのですが、これはもう続きが気になって、一日に5冊のペースで読んでいました。全22巻、昨日完結しましたので、ちょっと感想を述べると、「なんか惜しい」というかんじです。





ここからネタバレですが、まあこれ三角関係の話です。風呼(主人公)を大也と壱が取り合う話です。風呼は最初大也が好きなんだがふられて、壱に猛アタックされて壱に傾いたところで今度は壱の女が出てきて、また大也好きになって、でもなんかうまくいかなくて、みたいなんがだらだら22巻まで続きます。





こうしてみるとなんだこのDQN漫画というかんじですが、笑いの要素もあってテンポもよくて、なんといっても男たちの名台詞が盛りだくさんなのです。作者ツボ押さえてんなあという印象でした。きゅんきゅんさせていただきました。





おそらく壱派と大也派に分かれるのですが、私はクールな壱派で先輩はやんちゃな大也派でした。壱派からすると壱とくっつけてもらいたかったというか、てか一巻からの流れだと、壱が主役(相手役)っぽい描き方なのですよね。壱が相手役と思って読み始めちゃった人も多いのでは。そんな人には消化不良。でも終盤は大也も良いので、それではもっと壱の感情を処理して終わらせてくれたら、読む側としては安心したのではないでしょうか、とか思いました。





昔、「ママレード・ボーイ」という漫画があったのですが、そのあとがきで作者の吉住渉さんが「兄妹だからわかれた→違ったのでまたくっついた、ではちょっとなーと思ったので、一度兄妹でも構わないという結論を出させたのです」と言っていたのをなぜか思い出した。やっぱ漫画って読者の共感を得るところがなにより大事なんでしょうね。主人公の気持ちの動きとかはまあ解るのですが、前述の壱の件とか、そこだけが読者おいてけぼりってかんじでした。





で、私が言いたいのは結局この漫画すごい面白かったということですよ。キュンポイント高し。女子が見ててもさぶい(でもとってもときめく)シーンがあるので、男子が見たらかっこ笑いかっことじなところもあるのではないかと思うが、とりあえずこの一週間は、先輩と名台詞を会話に織り交ぜて話すのが流行ってました。あと余談ですが、絵とギャグの感じから、ななじさんって小花美穂とか神尾葉子がすきなんじゃないかなぁと思いました。久しぶりに、ときめき少女漫画を読めて満足です。


 

 

好きな人は好きって言いたい!!