事変の「空が鳴っている/女の子は誰でも」とバンプの「Smile」を取りに行きました。事変の大きなポスターがついて来ました!また部屋にポスターが一枚増えてしまいます。減らしたばかりなのですが…やはり好きなものに囲まれていると幸せです。
いやしかし何故に!事変もバンプもほんと比べられないくらい好きな私ですが、今回はバンプの圧倒的な力を感じています。コンセプトが違うことを重々承知した上で言ってますが、現状、女の子は誰でもとか言っとる場合じゃないよなと思った。そのくらい重かった。人はアコギと声だけでこんなに感動させられるものなんだなと思いました。アコギと声だけだからかもしれません。
チャリティソングであるバンプの20枚目のシングルは、チャリティソングなのに静かです。頑張ろうとか元気だそうなんてのが一言もなくて、心弾むようなリズムもありません。「鏡に映る自分」を同じメロディーで繰り返すのです。しかもサビは、「ああ」です。
チャリティなら大勢で歌って、心を励ますような派手なものがわかりやすいのかもしれません。でもこれは、抑揚のない詞とメロディーに、ただひとつ歌い手の声色が変化していく。そこが素晴らしいです。声が掠れるのが聞こえます。藤君こんな声じゃ無かったよ。叫ぶような「ああ」は赤ちゃんの声みたいである。前に進むよりも、じっとその場所で何かを受け止めているような「静」の曲は、ときに「動」の曲よりもものすごい前向きに聴こえます。
PVは、シンプルなイラストのスライドショーが泣けた。泣けたとかいうとなんだか軽く聴こえるのですが、これは言葉にできないです。ネットとかに出回るものは無粋に感じます。こればかりは正規のルートで見ていただきたいです。
もう私が言うまでもなく、すごく評価される曲だと思うし多分既にされてます。私は人に勧めるのも勧められるのも苦手なのですが、これは心から、たくさんの人に手にとって欲しいと思える一枚です。