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昨日は、小林賢太郎の舞台を観て来ました。私は長年ラーメンズのファンをしているのですが、未だかつて劇場に足を運んだ事は無かったのでした。極論、生は良い!!!DVDで見るよりもはるかに面白かった。その場の空気とか間合いとか、例えばマイクじゃ拾えないような音とか、そういったものが体感できたからだと思います。




始終笑っていました。私は音楽以外のライブは殆ど見に行った事が無かったのですが、みんなが声を上げて笑っているのが、なんて幸せな空間なんだろうかと思いました。





賢太郎さんの書くコントは非日常の中の日常です。ありえない設定の中で、当たり前のように物事が進んでいく不可思議さが魅力です。出てくるキャラクターは妙に人間味があって、この「ポツネン」氏もその一人です。




いつも1時間50分位の間に5、6個コントがあるのですが、終盤のコントは必ず考えさせられるオチです。今回の「SPOT」においては、「うるうびと」の話がじんとさせた。





うるう年に産まれたうるうびとは、自分は常にあまりものだと感じていた。卑屈な気持ちから落とし穴を掘るが、気付くと深すぎて自分が出られなくなってしまっていた。土で部屋を作る。家族も友人も土で模るが、当然崩れてしまう。「あ」から「ん」までの五十音がかかれたカードを並べて詞を作った。




・・・・そのラストの台詞が!これはネタバレになるんだけど、まあおそらくネタバレして困るような人は見ていないと思うから書こう。「よかった、ひとつもあまらなかった・・・」ていう台詞がね、もう賢太郎さんやってくれるよね、ってかんじでした。





そんで本当のラストのオチがこれまた!!もう一種の感動でした。スタンディングオベーションでした。これはネタバレどうこうよりも、言葉で説明できないからかけません。そういう伏線が張り巡らされた、技巧的っつーかもう魔法っつーか、そんなからくり玉手箱な舞台。観にいってよかったです。




仁さんとふたりの、ラーメンズの舞台を観たい!!


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