ゆずアリーナツアー 2-NI-×FUTARI
@マリンメッセ福岡
昨日、ゆずのツアー初日である福岡公演を観て来ました。私今回チケット全然取れなかったのに、結局行けちゃったのです。今回の震災によりセットや内容が見直され、それにより増席が可能になったとのことで、公演一週間前に追加予約のお知らせがきて運良く取る事ができました。しかも、アリーナ10列という、めちゃめちゃ良席。
開始前にスタッフが一人ステージに立ち、今回のステージプラン変更をアナウンスしたあと、会場全体で黙祷をした。「最小でも最大限のステージ」が今回のテーマだった。恒例のラジオ体操は普通にありました。
前半は弾き語りの曲目、後半はバンドを従えてのアルバムテーマに沿った内容でした。できるだけ過大な電気を使わないように、弾き語りの時は会場も薄明るくて、凝った照明も一切無し。
一曲目は「雨と泪」でした。もともとメッセージソングではありますが、今回のテーマをふまえると、とても大きなメッセージに聴こえた。もっとパーソナルな曲だと思っていたのにです。あとみんなで歌って欲しい、と言って始まったのは「栄光の架橋」。これまじですごかったよ。会場全体が歌うの。圧倒されました。ほかにも「手紙」や「からっぽ」「少年」など初期の曲が多くて、ゆずが言うように路上魂をぐいぐい感じる1部でした。
バックバンド(トゥーマッチヒューマンズというらしい)も入って始まった2部は、いつものようなきらびやかでホール仕様な演出でした。ようやく、というかんじ。「HAMO」のイントロから始まる「慈愛への旅路」が1曲目。私的にはザ・岩沢曲な「1か8」が聴けてテンション上がりました。
アルバム曲が続いて、突如やってきた「シシカバブー」は盛り上がった。花道の先端で歌う悠仁を間近にみて、長年ゆずに費やしてきた時間や心が報われる想いでした(大袈裟)。ちょっと思い出したのが、私の2列前にいた赤ん坊連れの父親が、このときばかりは泣く子を放って踊り出していたこと(頼むから子をあやしてください)。
「陽はまた昇る」は最早鉄板。タオルが宙を舞う光景はいつみても圧巻で、そしてやる側も楽しい。「虹」は今回は力強い編曲になっていて、それはそれで勿論良いのだけれど、通常のもののほうがぐっと来るものがある気がしたな。良い物は飾らなくて良いのだあ。でもやっぱり良い曲だあ。最後は「HAMO」で、一番初めに「慈愛への旅路」の前に流れたイントロがフラッシュバックするようで、意図的だと思った!これにて本編終了。
グッズでペンライトが売っていた。これは「Hey和」でみんなで点けませんか(あと売り上げは一部寄付)という主旨で用意されたものであり、多くの人が買っていたみたい。アンコールでその「Hey和」は勿論あったわけだが、その前に観客がアンコールを呼ぶでしょ。そのときにコレを点けて「贈る詩」を歌いだしたのは、なかなかドラマチックだった。「Hey和」以外では点けんなと書いてあったが、まああれならゆずサイドも許してくれるのではなかろうか。実際悠仁も「素敵なアンコールをありがとうございます」と言っていました。
ライトがぽつぽつと灯る「Hey和」は宗教的だったけど、すごい光景でした。やっぱり助けてくれるのは宗教だと思うよね。悠仁は結構泣いていた。会場も、見えないけれど多分泣いている人が居た気がする。今回のライブは思いがけずこんな復興コンサートみたいになったけれど、ゆずだからやれるライブやなあと思った。書いていて若干痒くなるが、歌の力ってほんとにあるんだよ。初日がここ福岡だったわけだが、これから全国に行って、そんで被災地に近づくにつれて、どんな雰囲気になっていくのか想像を超える!「がんばろう日本」がたまりにたまって爆発するんじゃないかなあ。

2011.4.2
雨と泪
贈る詩
手紙
はるか
からっぽ
濃
少年
栄光の架橋
慈愛への旅路
マイライフ
1か8
代官山リフレイン
桜会
from
彼方
シシカバブー
夏色
陽はまた昇る
虹
HAMO
en.
わだち
ワンダフルワールド
Hey和