今日は私の町はお祭りの日なので外がにぎやかです。小さな頃は、夏休み開始を合図するこの祭りが待ち遠しくて、この日は昼間から浴衣でうろうろしたり目的もなく曳山を追いかけたりしたものです。もうわざわざ誰かと出歩いたりなどしないけれど、部屋はクーラーで冷やされて、テレビでは毎年FNSの特番があって、囃子の音がきこえてきて、なんだか特別な気分です。酔っ払ったふんどしも、じんべえ着てリボンを付けた白猫のサンダルを履いて出歩く中学生も、この日は好きな景色です。
昨晩はサークルの同期の家で先輩と後輩と朝まで飲んだ。帰宅したのは午後3時。昼まで動けませんでした。普段は尻に敷く便器が今日は頼もしくて、消化した筈の汚物まで戻して失う、そんな病床パブリックなかんじでした。
さらにさかのぼると、友人宅に向かう前に会社のチーム会でもつ鍋食べた。皆リーダーの悪口ばかり言っていて、というかその為に開かれたようなものだった。みなさん嫌いという感情をすぐに持てるみたいで、とても頭が良いと思います。嫌いという感情で自分を守るところがえらいです。私は人の良い所ひとつがあれば悪さには目を瞑ってしまうので、時に思いっきり怪我することがあります。
簡単に人を嫌うなんて冷たい人ね、と一瞬思うけど、好きと嫌いは紙一重なのね。ずっと嫌いであり続けることがあるのかな。思い通りにならないから嫌いになるのであって、それは相手に何かを期待していると言う事だとしたら、好き嫌いもよくわからない私より、ずっと感情的で人間的な人だと思います。基本的に私は、私を嫌いだという人しか嫌いになれないのだよね。でもきっと私も誰かに騙されていて、それにすら気付いていないんだろうな。