篤とは近所に住む幼馴染みで小学校、中学校と一緒で男女を意識しない仲の良いグループの一人だった


高校生になって、別々の学校に進むと私は篤に告白された


でも、男の人として意識した事がないので仲が壊れるのはイヤだったけど断ってしまった…


それから篤は変わった…


朝、学校に行く時間、今までは違っていたのに同じ時間のバスや電車に乗るようになり…


私は気にしないで普通に接していたけど大学生になったある日…


いつものように地元の友達と集まって、帰りにCDをその日来ていなかった友達に渡してほしいからと家まで取りに来てと頼まれて行った時、

私は篤にレイプされた…


そんな事はする人だとは思ってもいなかったから、裏切られたショックで次の日から大学は勿論、家から出る事が出来なかった…


それに、篤は他の友達に私を無理矢理やったと言ったみたいで姉の耳にまで入ってしまった…


そんな姉が少しずつ殻に閉じ籠っていた私を助けてくれた…


外が怖くて歩けないから、ドライブに連れていってくれたり、少し外の空気に慣れてきたら一時間だけ大学の授業に出れるように送ってくれて、授業の間も待っていてくれた…


一年かけて、私はやっと大学に行けるようになった…


でも、篤の付きまといは落ち着いたかと思っていたら、最近会社の近くにまで来たりするようになっていた…


怖くて怖くて仕方ないけど、どうしても敬介には言えなかった…


いくら何でも話せとは言われても、やっぱり彼氏ではないからだと思う…
それから毎日のように、お昼休みに電話掛かってきて話すようになっていた…


たわいもない会話ばかり…


仕事中もメールをやりとりするようになって、敬介と距離がぐっと縮まったような気がした…


ただ、会社では忍ちゃんが相変わらず私に敬介の話をしてくる


でも、私は敬介と電話したりしている事は言わなかった…
と言うより、楽しそうに話してくれる忍ちゃんを見ていると言い出せなかった…



敬介に初めに約束させられた事が一つある


それは、嘘をつかない事‥
何でも相談する事‥


でも、私は敬介にどうしても言えない事があった


それは、高校時代から地元の人にストーカーのように付きまとわれている事‥


口には出したくないツラい過去があった…
電話を切った後、
あれを聞けば良かった
これを聞けば良かった
って色々出てきた…



何か気持ちは嬉しいんだけど、思ってた声と違って聞かなければ良かったなんて思う私がいた…ガーン



布団に入ってからも、中々寝付けなかった…



何かこれって、中学生くらいの頃、好きな人の家に電話して話した後のような神経のどこかが興奮しているような…


ん?


待てよ?


それじゃあ、私が敬介に恋してる事になってしまうガーン

顔も知らないのに?


ただ一度話したうちにも入らないくらいの会話しただけで…?


メル友に免疫がないと、不思議に勘違いな気持ちが出てきてしまう…