年明け最初のミッションは、去年アポを取っていた会社にお邪魔することです!
会社名は出さないという約束でしたので、名前は伏せておきます。
縫製工場、ということでしたが・・・縫製、企画、自社ブランド、販売などなど幅広くされている会社です。
さて
朝の10時に着きました。時間はあまり無く、12時のバスでロンドンへ戻ることになってます。
会社に着くと、早速オーナーの弟さんが対応してくれました。
彼とその兄で経営する会社で、先代の父親が起業し、ベルギーで縫製工場一筋で20年前までやってこられた
そうです。
当時は180人の縫い子さん達を抱え、縫製のみをやってこられましたが、コスト高、低賃金の国との競争などで
その規模は縮小していきました。
そして、20年前に工場を中国、そして東ヨーロッパの国々持ち、自社ブランドを確立し、自社の販売店舗を
ベルギー各地に7店舗持たれています、自社のブランドと共に、各国の有名どころもそろえ、店の規模も
結構なものです。
年間の生産量は10万着だそうです。
生産はベルギーでデザイン、企画、パターン、そしてサンプルをつくり、
中国の自社工場に駐在する1名のベルギー人を介し、生産していきます。
この会社はさまざまな国で工場立ち上げを経験されています。
いろいろ聞いてみると・・・
東ヨーロッパ・・・賃金は安いが、従業員管理が大変。盗みや、マフィア関係が多く、今はほぼこの地域から
撤退したそうです。
アフリカ・・・人間は非常にいい。でも、仕事になると大変。仕事をしてくれない・・・
昼ごはんを食べたら帰宅する人多数。給料日翌日は出社せず、などなど
中国・・・中国人はまじめで、仕事熱心だそうです、でも彼が中国に行ったときだけ・・・・だそうです・・・
彼曰く、中国人はなかなか信用できないそうです。
東南アジア・・・中国に比べ仕事はやりやすいが、中国と比べ規模が小さくビジネスが難しかった。
中南米・・・この地域は彼が現在開拓中らしいです。ブラジル南部の町に工場を建てる計画をしているそうです。
一番の強みは輸送コストだそうです。あとブラジル政府と掛け合って、補助金も狙っているそうです。
*この見解は彼の考えであり、その国の人全てに当てはまるということではありません。国にとらわれた狭い考え方が対立の始まりだとおもいます。
さてさて・・・
↓会社の写真、サンプル縫製室。
↓大量の服。基本的に保管期間は3日以内だそうです。在庫を持たないのがモットーです。
こんな感じでいろいろと会社見学させていただきました。
いろんな貴重な情報ももらうことが出来、今年もいい年になる予感が・・・・
ありがとうございました!!