夕方より、同じ地域での縫製業を営む、T社長の工場に伺った。

今の時期はどの工場も忙しく、時間をさいて話をうかがった。

社長のこれまでの道や、洋服に対する考え方をじっくりと聞くことができた。

アパレル業界の縫製という業種で仕事をする喜び、楽しみ、また、その反面の苦労、大変さなどの話

を伺った。

その中で、なぜ洋服づくりをしているのか? 洋服がすきなのか? 洋服作りがすきなのか?

と聞かれたときに、明確な答えを出すことが出来るのかと、改めて思った。

社長は最終的な自分の強さは、“服が好き”ということにあると言われた。

自分の情熱の芯が何であるのかを知り、それをしっかりと持って洋服業に携わらなければならない。

自分自身のことを考えると、洋服は自分の夢を実現させてくれる、手段なのかもしれない・・

服が好き、服作りが好き、が芯ではないような・・・[#IMAGE|S39#]