先日購入したジーンズの裾上げが出来たので、早速受け取りに行った。

地元にある、ジーンズショップでオーナーがデザイン、パターンから縫製まで店内でやられ、販売

している、オリジナルジーンズショップである。

購入後、自宅に帰り、はいてみた。

さすがにオーナーの長年の歴史が詰まったジーンズをはく心地よさ、着た時のしっくり感、などなど

その後、はき続け・・・・

夕方から、おば達が祖母の家に来ていた。僕もジーンズをはき話をしていた・・・・・

座ってる足をみて

?????

脇と股の縫い目が左側だけがよじれている!!!

まさかの縫製不良??

いや、でもそんな製品を販売するはずがないと思った。

おばの一人も縫製業を長らくされていたので、聞いてみた。

“おかしい、明日持っていって返品しなさい”

ほんと残念、言いにくいなと正直おもった・・・

でも、行く前にちょっとネットでしらべよう、と思い“ジーンズ ゆがみ”で検索・・・・

んんん????

ジーンズはビンテージ品や、こだわって作られたものは左足がねじれてるそうです!!

それはジーンズの生地が綾織で織られており、洗濯をするうちに右綾は右側、左綾は左側がねじれるそうです。

現在多く流通しているジーンズはねじれ分を計算され裁断されている、あらかじめ縫製前に洗って生地をなじませて作られるため、ねじれがないそうです。

左足がねじれているのは、こだわって作られたジーンズの証なのでしょう。(仮定)

縫製業をこれまでやって、左右非対称、ねじれ等は基本的にアウトの製品です。

しかし、このデニムに関しては違い、反対に価値がそこに見出されています。

改めて洋服の深さ、また、自分の勉強のなさに気づかされました。

服の違い、由来、こだわり、歴史縫製、全てに意味を見出し、そこに価値を作る・・そして、やはり

それを伝え、皆で一緒になって成長していけないんだと気づかされた。



どこに洋服の価値があるのか・・・・



数年後イギリスではきこなされたこのジーンズをオーナーに見せに見せに行ける事を楽しみにしてま

す。

購入後に洋服に”自分が着た歴史”という価値を見出す事も、一つの服の価値でしょう。

また、それに見合うような品質の服を作らないと、と思った一日でした。[#IMAGE|S1#]