東北地方太平洋沖地震 | 『エルビス』飛鳥侑弥のブログ

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3月11日の昼間、日本を震撼させている大地震が起こった。


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俺はその前日、覆面レスラーのタイガーシャーク選手に誘われて新宿の猪木酒場にて行われた、アントニオ猪木さんの元マネージャーであり、過激な仕掛け人と言われた新間寿さんの誕生日パーティーへ行き、多くのプロレスラーにお会いし、スカイライダーのゼネラルモンスターこと堀田眞三さんにもお会いし、「改造人間哀歌3」にも観に来て頂き特撮イベントでは度々お会いする「どすこいプロレス」代表の矢沢さんにもお会いし、アントニオ小猪木さんにもアントキの猪木さんにもお会いし小猪木さんのギャグにゲラゲラ大笑いさせて頂き、akiの友人でもあり「どら猫」のラジオ番組にレギュラー出演しているプロレスラーのNORI選手にも初めてお会いした。

また、この日は松田聖子さんの誕生日でもあった。



その翌日に(つまり当日)、朝から仕事で分倍河原の現場に行ったのだが、その仕事がドタキャンになり、駅まで徒歩で歩いた。

天気は快晴で、大自然の中、まるで遠足気分だった。思わず少年時代の気分に戻り、「ここにウルトラマンでも現れればなぁ」と想像しながら歩いていた。

スタッフの車が分倍河原駅に到着し、次の現場である東村山へ移動した。


東村山に到着した時には天気は曇りになっていた。

休憩中、屋外でのことだ。

仲間の一人が「なんか揺れていませんか?これ地震じゃないですか?」

あっ!本当だ!

グ~ラグ~ラグ~ラ、グラグラグラグラグラグラ!

グラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラグラ!


鉄筋の建物がモロに揺れている!


東村山の上空から「ゴォォォォォォォ!」という空港近くを飛んでいる飛行機のようなけたたましい音が鳴り続けていた。


何分続いた事だろう・・・。

いつまでもいつまでも続いていた。

しつこい!しつこ過ぎる!


大地震が収まった頃、みんな一斉に携帯で状況を確認した。

「東北だ!」

仲間の一人が叫んだ。

「都内の電車は全部ストップしちゃった!」

「お台場が燃えている!」

「フジテレビが燃えている!」

「幕張が水に浸かって車が散乱している!」

「ディズニーランドの駐車場も全部浸水しちゃって客は帰れない!」

「池袋警察署の近く(メトロポリタンの近く)で倒壊したそうだ!」

いろんな情報が次々と入ってきた!

信じられない状況だ!


しばらくすると、1回目ほどではないが、また大地震が起こった!

一度、大地震が起こると必ずといっていいほど、しばらくは続くものだ。

数日後には静岡で地震が起こり、そして今日は茨城で地震があった!


俺は最近、機種変更した携帯電話のテレビでニュースに釘付けになった。

可哀想に、東北がメチャメチャになり、炎上している・・・!

阪神淡路大震災の時もそうだったが、レポーターが半ば涙声になってレポートしている!


飛鳥侑弥オフィシャルブログ 「思考作語」-火災



電車は深夜になっても止まりっ放し!西武線の一部は何とか復旧したが、JR線は一向に復旧しない!

俺はスタッフに車で自宅まで送って頂いたから運が良かったのだが、首都圏全体でおびただしい帰宅難民が続出したそうだ。

各駅周辺のホテルやネットカフェはもちろんのこと、ファミレスもマックもカラオケも全て満員御礼状態だそうだ。

仕方なく駅で一夜を過ごす人でごった返したようだ。

その夜は東京の空っ風がビュンビュン吹きすさび、半端じゃなく寒かった!

よりによって、みんな花粉症でもある上にだ。

それを考えると、自宅に無事に着いた時、心から有難いと思った。

(送って頂いている最中に、陸上自衛隊・第34普通科連隊(静岡県御殿場市の板妻駐屯地)からのジープや3t半トラックが次々と東北に向かって走っていた!俺は心の中で「頑張れ! 頑張れ!」と叫んだ。)

スタッフには「ありがとうございました。お疲れ様でした。失礼します。」とお礼を言って帰宅した。

仕事中に、ずっと心配していたのだが、俺の部屋はメチャメチャになっていることだろうと思っていた。

一番心配していたのが20代だった90年代に買い集めた超合金魂たちだ。倒れて落っこちて割れたり折れたりしていないかが凄く心配だった。

しかし一人暮らしの俺の部屋に入ってみると、なんと殆ど無事ではないか!

超合金魂もマジンガーZが仰向けに倒れているだけで無傷だ。

壊れてしまったのは、仮面ライダー旧1号のフィギュアの触覚アンテナが片方折れてしまったのと、ゴジラの背びれが折れてしまったのだけだ。

同じ東京暮らしの人で部屋の中がメチャメチャになったと言ってる人が多いが、俺は幸いにも鉄筋マンションに住んでいたというのもあったからなのだろう。

俺は自分の無事な状況に、素直に感謝した。



実は、もう25年以上前、そう俺が幼い子供の頃から、「いずれ日本は煮えくり返るほどの大地震が起こり日本の人口は3分の1になる」という予言を、おふくろや親戚から聞いていた。

それがいつになるのかはハッキリしないが大体、俺が30代ぐらいの頃だとは聞いていた。

当時から気象庁でも、仏教・キリスト教でも異口同音に言われていた。

それは昭和の頃に多くの人が恐れていたノストラダムスの大予言の事かなと思っていたが、その大予言はみごとに外れた。

しかし1995年1月17日の阪神大震災や2004年10月23日の新潟県中越地震、そして今回の東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)、まさにこれらの事を当時から予測されていたのだろう。

遂にその時期が来たという事なのだ。

遅かれ早かれ必ず来ると言われ続けていた。

そして今後は我が東京にも、東海にも大地震が起こると言われている。いや、絶対起こると気象庁から断言されている!!

例の予言は一気に日本全土がではなく、各地方ごとに分かれて順次、起こるという事なのだ。

日本は火山国であり、北米プレート、ユーラシアプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートと、いくつもの岩盤プレートで形成された島国だ。

今回の東北関東大震災は、多くの人が「未曾有」と言うほどの、千年に一度の天災だが、「火山国」「地震国」と呼ばれている以上、避けて通る事は出来ない。今後も起こる可能性は充分にある!!

今から防災に備えておこう!!



ちなみに俺は、その2日前の正午、鶴のような野鳥の群れ(他種のいろんな鳥も混ざっていた)が、ギャアギャアと異常な大声を出してグチャグチャに飛び回って騒いでいるのを見た。

今、考えると、これは地震の予知だ。


6日前には50頭ものイルカが茨城に漂着したのだそうだ。


知り合いの女性の旦那さんが大工さんで、前日の夜に青梅の山中の現場で帰る支度をしていると、なんと約300匹もの猿が集まって集会をしていたのだそうだ!

先頭に大柄なボス猿数匹が集まって、何やら相談をしていたらしい。

おそらく、「これから地震が起こる!みんな落ち着いて、冷静になって、ここから逃げよう!」と会議をしていたのだろう。

信じられないかも知れないけど、これは実話です。


地震翌日の12日には東京上空に伸びるように地震雲があったが、地震雲は実際には関係ないと科学的に解明されているという。



あれから毎日、テレビの地震関連・福島原発関連のニュースに釘付けになっている。

地震以来、ブログの更新が途絶えているから「無事ですか!?」というメールが殺到してきたが、実は、俺はこれから現地に乗り込んで被災地の災害救助・災害復興・原発作業など、災害支援のアルバイトがあれば行きたいと考え、インターネット中を検索して探し回っていた為、それだけで忙しく、それだけで充分に疲労しており、ブログを更新するエネルギーが残っていなかったというのが実際のところだ。

正社員のサラリーマンではないから(正社員のサラリーマンをやりながらでは次々とチャンスを逃し、歳だけが容赦なく重なって、あっという間にジジイになってしまうから芸能界で大成を目指すこと自体が不可能)、臨時的に入る事は可能だ。

で、トコトン探し回ったが災害救助は自衛隊やレスキュー隊だけで充分なようで一般の手助けは募集していなく、災害復興はボランティアばかりでアルバイトの募集は今のところ皆無だった。

自分の生活が大変だから、さすがにボランティアは厳しいというのが現状だ。

福島原発のアルバイトはあったが、給料が普通の仕事となんら変わらない上に、いろいろと調べているうちに確実に寿命を大幅に縮めるほど危険なものだという事が分かった!

確実に被爆する可能性が限りなく高いという。

http://www.nuketext.org/roudousha.html

http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm


しかし、何らかの形で被災者の方々のお役に立ちたい。

当然、コンビニで買い物をする際には必ずレジの募金箱に義援金を入れさせて頂いている。

というより、これは同じ日本に住む者として当たり前の事だ。

困っている人、苦しんでいる人がいれば、お互いに助け合う事。これは人間である以上、当然の務めです。


コンビニに並んでいた雑誌の中から週刊プロレスを手に取ると、表紙は東北出身のザ・グレート・サスケ選手が覆面越しに泣いている顔アップだった。


今回、宮城・岩手・福島が中心的な大災害だったが、ほぼ壊滅してしまった岩手の陸前高田市は村上弘明さんの出身地だ。


飛鳥侑弥オフィシャルブログ 「思考作語」-村上弘明の広告



俺は東北とは今のところ縁が無く、北は福島までしか行った事が無い。

今度、軽く安上がりで東北へ「みちのく一人旅」にでも行こうかと本気で計画を立てていた矢先の大地震だった。


東北にはほとんど知り合いはいないが、俳優養成所時代の後輩で、当時女優志望の女の子がいて、事情のため養成所は休学し、福島(だったと思う)の実家に帰ったままで、その間に養成所は倒産した。俺が、その報告をメールで送った時が彼女との最後のやり取りだった。

地震があってから俺は何度も彼女に安否確認のメールを送っても一切、返事が無い。何度、電話をかけても「地震の影響で・・・」というアナウンスにしかならない!

ネットの安否確認のサイトで検索しても名前が出てこない! まさかと思って死亡確認者を逐一確認しても今のところ名前が無いのが、せめてもの救いだ。

あれから5年ぐらい経過しているから、もしかすると結婚しているのかも知れないと思い、下の名前だけで検索しても、今のところは幸いなかった。

という事は携帯は無しで避難所にいるのか、それとも行方不明者の一人なのだろうか・・・?

「今更」と無視されたり、しつこいと思われて嫌われているのでも構わない! ただ、生きていて欲しい!

生きて特に何をしたいというのでもない。ただ、生きていて欲しい! それだけだ!

もし携帯もろとも無事で生きているのなら、一言の返事だけでいいからしてくれ! お願いだ!



テレビで観る宮城・岩手・福島は、瓦礫ばかりでどこまでも果てしなく続く焼け跡の荒野と化してしまっている・・・。

まるで俺が少年時代に大好きだった「北斗の拳」の風景そのままだ。

何も無い、どこまでも果てしなく続く荒野だ。

被災者の方々の様子を見ると、まさに戦後の焼け野原に逆戻りだ!


飛鳥侑弥オフィシャルブログ 「思考作語」-全てがメチャメチャ


飛鳥侑弥オフィシャルブログ 「思考作語」-「あきらめない」家族を探す人達



海外から救助隊が駆けつけてくれたのをテレビで見た時、俺は素直に彼らの映像に向かって「ありがとう。」と言った。

世界は日本を尊敬の目で見て絶賛しているのだそうだ。

未曾有の災害に遭っている日本人が、泥棒も争いもなく、お互いが連帯し、助け合っている姿に、脅威のまなざしを向けているのだそうだ。

これこそが日本人が造り上げた「一期一会」「思いやり」の文化なのだと思う。


70年代頃は、21世紀は世の中のほとんどがコンピューターに囲まれ、壁は全体的に銀色のコンピューターだらけで、ロボット達が人間以上に大活躍し、頭上にはモノレールが走りまくり、人間はみんな宇宙服のような服を着て科学の文明のみで便利に生活しているという風に想像されていた。確かにそれらの中で実現しているものもいくつもあるが、実際は20世紀とそれほど変わってはいなく、科学の進歩はそろそろ終了に近付いているとも言われている。

むしろ18年経っても一向に回復する見通しのない戦後最大の平成大不況、そしてこの大地震の煽りで発生した、第2のオイルショックともいえるガソリンスタンド閉鎖、コンビニから食料がほとんど姿を消す、計画停電・・・etc。

企業は2日間、業務停止すると倒産すると言われている。

不況回復どころか、更に不況は悪化していく一方としか思えない。

俺は政治家を名指しで叩く事はしたくないのだが正直、総理も頼りなく感じる。

オバマ大統領が大震災への全面協力を申し出たのだが、管首相率いる官邸中枢は原発情報を共有しなかったのだそうだ。アメリカを警戒しているのかも知れないが・・・。


こんな今、政治力よりも国民力が問われている!


こんな時こそ、我々が力を合わせて、争わず、助け合って、一刻も早く被災地を復興させるべきだ。


東北の人達の現実を想うと涙が出そうになる・・・。


被災者のために何が出来るか、我々で考え、すぐに行動していきましょう!

まずは自分に出来ることから。

俺自身は今のところ、テレビの報道番組を目を皿のようにして見守りながら一刻も早い救助と復興を祈る事と、コンビニで少しでも多く義援金を入れるぐらいしか出来ていないが、それだけでもやらないよりはずっと尊い行為だと信じています。

一番いけないのは無関心。

自分の事だけしか考えていない人は、寂しい結果にしかならないと思います。

今、避難所ではミルクや紙オムツが大変、必要とされているそうです。

人は一人で生きているのではなく、周りに助けられて生きています。

相手がピンチの今、我々の力でドンドンと力を貸しましょう!

俺は大した事は出来ないにしても、自分に出来る限りの事はやるつもりです!