鋼の錬金術師の旅② | 〜道神堂でしょう〜 道上和生の綴るブログ

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日本に限らず、世界を舞台に直感の赴くまま魂の旅の企画、直接、物資の手渡しを難民の子どもにする旅を企画する。対面にて世界で一つのオリジナルパワーストーンブレスレットの提供をする

先々週より見続けていた、鋼の錬金術師もやっと、クライマックスへとやってまいりました。



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その中で今回はエンビーと呼ばれるホムンクルスについて書いてみます。




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かれは、七つの大罪のうちの「嫉妬」を司るホムンクルスで、人の醜さや、愚かさ、汚さを見てあざ笑う事が大好きで、戦争を焚きつけたり、騙したりして数々の悲劇を生み、多くの人の人生に関わっては厳しい運命へと導きます。







その彼が遂には主人公達に追い詰められ、挙句の果てには自害を選択します。





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まさに自害の瞬間





その時のシーンが印象的でしたのでそれについて書いてみますと、







彼は追い詰められても主人公達を焚きつけ、元ライバル同士だった主人公達が同士討ちを始めるよう試みるのですが、憎しみや苦しみを既に克服した彼らには効きません。







どころか、その醜い展開を期待していたエンビーは逆に人の愛の深さだったり、諦めずに立ち上がる姿勢だったりを見せつけられ、しまいには同情にも似た視線に晒されます。






その時、屈辱感とその人間の持つ素晴らしいモノへの嫉妬、それを持てない自分の自分の醜さ、でもホムンクルスである事で一時的には不老不死として存在できた自分への自負がこんがらがった結果、自殺を選んでしまったのです。






そんなかれは、賢者の石と呼ばれる人の命や魂、体から作られるエネルギーの塊がなければ、生きられません。






そこであえて、自分から賢者の石を引き剥がしたのです。






人間を蔑みながら、人間に憧れ続け、自分の存在を否定してきた結果、待っていた末路は惨めなものでした。






これは、アニメだけではないような気がしました。





上の文の人間を他人に置き換えてみてください。





他人を蔑みながら、他人に憧れ続け、自分の存在を否定し続ける。





このエンビーはあなたの周りにも、あなたの中にもいるかもしれません。