三島由紀夫が1962年に発表した異色のSF小説を現代設定に脚色して映画化。
http://gaga.ne.jp/hoshi/

主役の“当たらない”ので有名なお天気キャスター大杉重一郎(火星人)にリリー・フランキー。その長男でフリーターの一雄(水星人)に亀梨和也。長女で美貌の女子大学生の暁子(金星人)に橋本愛。専業主婦の妻伊余子(地球人)に中嶋朋子が扮する。

監督は、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八。


大杉重一郎は予報が“当たらない”ことで有名なテレビ気象予報士。

悪くない仕事、悪くない暮らし、悪くない家族関係、悪くないはずの人生。

そんなある日、重一郎はあるものと遭遇する。それは空飛ぶ円盤!?「自分は火星人。世界を救うためにこのホシに遣わされたのだ」。重一郎のなかに“火星人”が覚醒する。

覚醒は止まらない。息子の一雄が水星人、娘の暁子が金星人として次々目覚める。

それぞれの母星から使命を受け取った家族はそれぞれのやり方で世界を救おうと奮闘しだすが、やがて様々な騒動に巻き込まれていく。


ある人の言葉だが、“信じる?信じない?は、あなた次第”な作品。

覚醒したリリー・フランキーと、途中から登場する佐々木蔵之助の宇宙人への成りきり振りが面白い。

けど、蔵之助が突然に居なくなってしまうのが、何故か分からず。

ラストも、やり過ぎちゃった感あり。騙すんなら、最後まで騙し通さないとね。

127分 5月26日よりシネ・リーブル池袋ほかにて公開