エリート人生から転落し、異国サウジアラビアで王様相手に3Dホログラムをプレゼンするハメになる中年男をトム・ハンクスが演じるハートフルなドラマ。
http://hologram-movie.jp/

ピュリッツァー賞候補にもなったデイヴ・エドガーズの原作を「クラウドアトラス」のトム・ティクヴァ監督が映像化。彼の作品ではおなじみのベン・ウィショーが脇を固める。


大手自動車メーカーで取締役を務めるアランは、業績悪化の責任を問われて解任され、すべてを失う。

娘の養育費を払うため、IT業界に転職した彼は、一発逆転をかけてサウジアラビアの国王に最先端の映像装置“3Dホログラム”を売りに行く。

ところが、国王は現れず、上司からはプレッシャーをかけられるなど、次第に追い詰められていく。

舞台は、サウジアラビア。慣れない場所で融通が効かない相手先に時間だけが過ぎていくチグハグなはなし。

サウジアラビアは飲酒禁止。仕事は捗らず、ストレスが溜まって寝付けずに朝は遅刻ばかり。遂には、背中に妙なコブまで出来てしまう。

果たして、交渉は上手く行くのだろうかというはなし。

「インフェルノ」「ハドソン河の奇跡」と続くと、トム・ハンクスがわざわざ演じるような役ではないが、多分ピュリッツァー賞候補にもなった原作が気に入ったんじゃないかな?

98分 2月10日よりTOHOシネマズ シャンテほかにてロードショー