極道が介護ヘルパーとして働くという奇抜な設定ながら、介護や教育などの社会問題も取り入れて描き、高い評価を受けた同名人気ドラマを映画化。
http://www.ninkyo-helper-movie.jp/
出演は、ドラマ版に続き「SMAP」の草なぎ剛、黒木メイサ、堺正章、安田成美、夏帆、風間俊介、宇崎竜堂、杉本哲太、香川照之。
監督は、「容疑者Xの献身」「アマルフィ 女神の報酬」「アンダルシア 女神の報復」の西谷弘。
暴力団「隼会」を抜け、堅気として生きることを決めた翼彦一は、コンビニ店員として暮らしていた。しかし、金に困って強盗に入ってきた元極道の老人・蔦井雄三を見逃したことから、自身も逮捕されてしまう。
獄中で再会した雄三から、困った時は極鵬会の朝比奈を訪ねろと言われた彦一は、出所後、朝比奈がいる大海市を訪れるが、その町では、市議会議員の八代照生が提唱する「観光福祉都市プロジェクト」なる計画が進められていた。
彦一は、老人相手の闇金と、闇金で破産した老人たちをみすぼらしい老人介護施設に押し込め、生活保護や年金をせしめるという再び裏の仕事に携わることになる。だが、組のやり方に苛立った彦一は、勝手に老人介護施設の立て直しを決意する。
物語はドラマのその後からのスタートだが、テレビドラマからの出演者で登場するのは黒木メイサのみ。
そんな黒木メイサも、わざわざ出演しているのに活躍出来ずに、勿体無い登場の仕方。
物語の事情だろうが、組みから足を洗って堅気になったのに彫り物に邪魔されて刑務所へ。出所したのに新たな組にお世話になるが、ワルには成りきれずに騒ぎを起こして最後はバックレ。
フジテレビ製作映画は、いつも続きの出来そうなエンディングばっかり。
134分 11月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開