飛行船の気まぐれ☆☆新作映画紹介-危険なメソッド.jpg


「ヴィデオドローム」「ザ・フライ」の鬼才デビッド・クローネンバーグが、「つぐない」の脚本家クリストファー・ハンプトンによる舞台劇を映画化した心理恋愛ドラマ。
http://www.dangerousmethod-movie.com/

出演は、キーラ・ナイトレイ、ビゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダー、バンサン・カッセル、サラ・ガドン。

1904年、チューリッヒのブルクヘルツリ病院に勤める精神科医のユングは、精神分析学の大家で友人のフロイトが提唱する“談話療法”に刺激を受ける。

早速、患者のザビーナに実践したユングは、幼少期の記憶から彼女が抱える性的トラウマの原因を突き止める。

やがて、2人は医師と患者の一線を越えて愛しあうようになっていくのだが……。

オリジナルの舞台でユングを演じたのはレイフ・ファインズだが、この作品でユングを演じているのは「シェイム」「ジェーン・エア」「プロメテウス」のマイケル・ファスベンダー。この人、突然に売れたね。

今回は、史実に基づく舞台劇の映画化だからか過激さはなく。ビゴ・モーテンセンも助演での登場。

でも、ユングがザビーナの心の奥底に眠る倒錯的な性をあぶり出していくシーンは、クローネンバーグっぽい。

こういう作品が、Bunkamura ル・シネマで公開されるとはね…。

99分 10月27日よりTOHO シネマズシャンテほかにてロードショー