飛行船の気まぐれ☆☆新作映画紹介-くろねこルーシー.jpg


黒猫を飼い始めたことで事態が好転してく男の姿を描いたTVドラマ「くろねこルーシー」の前日譚となる劇場版。
http://kuroneko-lucy.info/

出演は、塚地武雅、安めぐみ、濱田マリ、佐戸井けん太、大政絢、京野ことみ、山本耕史。

監督は、「幼獣マメシバ」「ねこタクシー」「犬飼さんちの犬」「マメシバ一郎3D」の亀井亨。

迷信を信じて、縁起を担いでばかりいる気の小さい占い師の鴨志田賢(塚地武雅)は、妻の幸子(安めぐみ)や5歳になる息子の陽と別居し、侘しい一人暮らしを送っていた。

不器用な性格ゆえにうまく人と接することができず、店には閑古鳥が鳴く始末。仲間の占い師ガリンシャ(濱田マリ)からは“キャラを作れ”とアドバイスされ、師匠の新藤三郎太(佐戸井けん太)からは、仕事には向き不向きがあると諭される。

そんな彼の家に迷い込んできたのは、でっぷり太った黒猫。人生の節目でいつも不幸とともに訪れる黒猫は彼にとって天敵だったが、あろうことか、軒下に2匹の子猫を産んで置き去りにしてしまう。

カラスに狙われて震える子猫を見かねて、2匹を家に入れる鴨志田。翌日、ペットショッ プを訪れて店員の里中渚(大政絢)に相談したものの、猫にも育児拒否があり、保健所に預ければ殺処分との話。困った鴨志田は、イヤイヤながら子猫の世話を始めるが、やがて運勢が次第に上向き始めて…。

お馴染みUHF局で放映されている“いぬorねこ”シリーズの劇場版。だが、今回はTV版の主人公だった山本耕史の幼少期の父親を主人公にした前日譚もの。TV版主人公の山本耕史も占い師をやっている。

お笑いと同じく占い師にもキャラづくりが必要なのだが、鴨志田賢は客にオーラがないと言われるほどダメな占い師。まぁ、このシリーズはいつもダメな中年オヤジが主人公なので、いつものことなんだけど。

だが仕方なく仕事場にくろねこを連れていくと、ギャンブルの予想を聞きに来た客が勝手に今日は黒(2番)だなと言い、超万馬券を当ててラジオで報道されてしまい、黒猫占いとしてブレイクしてしまうという内容。

しかし、迷いくろねこは人に飼われていたことが分かり、しかも誘拐されて懸賞金が掛かっていたという展開へ。

それよりも塚地武雅と安めぐみが、何処で知り合って結婚したのかの方が気になったなー。

107分 10月6日よりシネマート新宿ほかにて公開