東京フィルメックスで「アイ・イン・ザ・スカイ」のタイトルで上映された香港映画。
http://www.tornadofilm.jp/lineup/archives/2008/12/post_126.html
出演は、レオン・カーファイ、サイモン・ヤム、ケイト・ツィ、ラム・シュー、マギー・シュウ、チョン・シウファイ。
監督は、ヤウ・ナイホイ。
香港警察の刑事情報課監視班は、警察内の精鋭たちによって組織された犯罪容疑者たちの監視と追跡を専門に行う特殊捜査班である。
新人の女性警官ホー・カーボーは実地訓練に合格し、晴れて監視班の一員となった。"犬頭"のコードネームを持つ監視班のリーダーのウォン・マンチンは、彼女に"子ブタ"というコードネームを付けて彼女を一人前の捜査員に育てるべく、日夜厳しく指導を行っていく。
その頃、香港では謎の強盗団による宝石店強盗が頻発していた。強盗団のリーダーであるチャン・チョンサンは、18年前に強盗事件を起こしたグループの主犯格で、警官を殺害して逃亡中の凶悪犯だった。用心深いチャンは犯行現場には立ち会わず、常にビルの屋上から全体を監視して部下たちを動かしている。
行動情報分析班は、犯行現場とその周辺の監視カメラに録画されていた映像を分析し、犯行グループの一味と思われる一人の太った男の存在を確認する。
その情報を受け、監視班は総動員で"ファットマン"と名付けられた男を探し出すべく、男の現れそうな場所で張り込みを開始した。
真夜中、ホーはコンビニに現れた"ファットマン"を発見して追跡を開始する。
香港警察の刑事情報課監視班と、謎の宝石店強盗団との攻防戦を描いたシンプルな内容だが、頭脳戦の追跡劇で徹底したやり取りのスリル＆サスペンスに引き込まれる。
宝石店強盗団のリーダーであるチャン・チョンサンを演じているのは、レオン・カーファイ。「エレクション」を思い出す凄みのある演技と、サイモン・ヤムとの対決には息を飲む。
90分 １月31日よりシネマライズ渋谷にてロードショー