制作されると必ず日本でも公開される韓国のキム・ギドク監督の15作目。
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出演は、オダギリジョー、イ・ナヨン、パク・チア、キム・テヒョン、チャン・ミヒ。
別れた恋人を忘れられない男。別れた恋人が憎くてたまらない女。
男は夜ごと、夢の中でかつての恋人と再会する。男の夢に呼応するように、女はかつての恋人と現実のときを過ごす。
そして、男と女は出会った。襲いくる夢の数々に、必死であらがうふたり。
彼らは悲しい運命を変えるため、静かに、激しい恋に落ちていく。それがたとえ叶わぬ恋であっても…。
いつもながら、ギトク監督らしい変わった愛のかたち。
オダギリジョーは日本語しか喋らないが、登場する韓国のキャストはオダギリジョーの言葉を理解して、オダギリジョーも韓国キャストの言葉を理解している。ということなので、オダギリジョーをこの物語に起用した意味は全く感じられず、ややこしいだけ。まあ、途中で慣れるけど。
今回の主人公達も、よく喋る。だけど、物語は主人公が全く喋らなかった「うつせみ」と「ブレス」の延長線上にあるような作品。
ギトク監督の刑務所3部作と勝手に名付けておこう。
93分 2月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー